06/11/22 23:39:36
これが中国政府がひた隠すウイグル人「公開処刑パレード」と「核実験場の奇形乳児」だ
在米ウイグル人協会会長 ラビヤ・カーディル
ウイグル人のラビヤ・カーディルさん(58歳)は中国で最も成功した実業家の一人である。カーディルさんは
1948年、東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)のアルタイ生まれ。改革開放が始まると、わずか60元(約900円)
で始めた商売で、91年には一族で1億3000万元(約19億5000万円)の資産を持つ中国10大富豪の一人となる。
ウイグル人の生活向上を推進し、中国政治協商会議委員、新疆地区人民会議員を務めるなど中国の政財界で
活躍してきた。女性の権利向上にも尽力し、95年の第4回国連世界女性会議にも派遣された。
だが、中国の東トルキスタン支配を強く批判してきたことから政府より危険視され、00年に政治犯として8年の
実刑判決を受け、投獄される。
04年にはノルウェーのラフト人権賞を受賞。国際社会からの釈放を求める声に中国政府も抗しきれなくなり、
昨年3月、米国に政治亡命させる。現在、ワシントンにある在米ウイグル人協会(UAA)の会長を務め、東トルキスタン
人権運動の代表的存在となっている。
▼公開処刑の遺体を載せたトラックが街をパレード
ラフト人権財団の招きでノルウェーに行ってきたばかりです。ノルウェーでは国際社会が08年の北京オリンピック
をボイコットするよう訴えました。中国のような国際ルールを無視した国がオリンピックを開催するのは間違って
いると思います。中国には開催国の資格はありません。人権を尊重せず、問題ばかりを起こしている国です。
オリンピックは平和で調和のある国が開催すべきものです。中国政府は私たち民衆を迫害し、チベット、
東トルキスタン、内モンゴルを占領しており、ファシストと同じです。国際社会はボイコットすべきです。
ノルウェーの人々はボイコットに対し大変好意的でした。ラフト人権財団までもが興味を示してくれたのです。
中国政府はこうしたノルウェーを脅かしています。今年もノーベル平和賞候補に挙がりましたが、中国にとって私が
ノーベル賞を取るのはまったく不愉快なことなのです。
-略-
最初、私は中国政府に対し、ウイグル族にその言語や宗教、文化、教育、そして雇用などの経済的な権限を与えて
ほしいと頼みました。他の民族には進展があるのに、私たちはむしろ後退していたのです。
政府は私たちから言語を取り上げ、文化を破壊しました。さらに私たちの経済発展を妨害し、教育を妨害し、
そして不平をいうウイグル人を逮捕し、刑務所に入れました。たくさんのウイグル人が死刑を宣告されました。
中国政府はウイグル人の公開処刑を行いました。遺体をトラックに載せて街をパレードしました。
そこで何が起きているかを書き、それを持って米国議会の外交団と会おうと向かっていた時、私は逮捕されました。
中国政府は人権のために闘う人々を、彼らの支配を脅かすものと見ています。役人は人権活動家が自分たちを破壊
すると恐れているのです。
-略-
なぜ北京オリンピックをボイコットすべきなのか分かっていただけたでしょうか。私は日本の選手がオリンピックに
参加しないよう希望します。
▼核実験場付近では奇形の赤ん坊が生まれている
政府は私たちの土地、東トルキスタンを手放そうとはしません。200万平方キロ近い広大な面積があり、天然資源の
かなりが私たちの土地から出ているからです。天然ガス、石油、金、ウラニウムなどすべて私たちの土地からのもの
です。
中国は東トルキスタンが独立するのはもちろん、ウイグル人が普通の生活をすることさえも恐れているのです。
私たちは生存するだけでも大変なことになっています。
中国は私たちの土地、トルキスタンのロプヌル近くに核実験場を持っています。そこに住んでいるのはほとんど
ウイグル人の農民です。中国は30年以上前から核実験を行っており、ウイグル族に甚大な被害と問題を引き起こして
います。中国政府はなんの対策もせず、治療費も一切払いません。放射能汚染のためにウイグル族には奇形の赤ん坊
が生まれています。
-略-
私は中国の議会でこの問題を論議するするように試みました。しかし役人たちは、それは普通のことだ、彼らを
治療する必要はないと言うだけでした。
>>2以降に続く
ソース:SAPIO 12月13日号 PP30-32 記者が誌面からテキスト化