06/11/22 23:39:52
9月に15歳のチベットの少年僧が国境地帯で中国軍兵士に射殺されたそうですが、こうしたことはちょくちょく
あります。95年に、子供を含む12人が国境で銃殺されたことがあります。ウイグル人の場合、殺されても証拠は
ほとんど残りません。外国のジャーナリストも許可なく撮影したり、インタビューすることはできませんが、もし
ウイグル人がそうしたことをしようものなら、軍に射殺されます。
ちょうど昨日聞いたのですが、アメリカ人とドイツ人のジャーナリストがウイグル族農民の生活をビデオ撮影しよう
としただけなのに、中国当局は、身ぐるみをはがし調べ上げ、持ち物全部を取り上げて、追放してしまったとの
ことです。このように、私たちが声をあげることは大変なのです。そして、闇の中で私たちウイグル族は死んでいく
のです。
また、中国政府は海外のウイグル族を脅しています。なぜなら、本当のことを彼らが喋るのではと恐れている
からです。私の息子二人は現在、刑務所に入っています。むるめのルシャングルは24時間監視の自宅軟禁状態です。
-略-
もし私が民族の権利のための戦いを止めたら、息子たちは放免されるでしょう。しかし、私は自分が行っていること
を止めることは出来ません。なぜなら私の子供たちに行われていることは、私たち民族全体に対して行われている
ことであり、民族の存亡がかかった問題だからです。自分の子供だけ助けるわけにはいきません。現在、子供たち
とは一切連絡が取れません。
▼中国の内側は死人の骨で埋め尽くされている
私を含めウイグル人のほとんどはイスラム教徒です。9.11以降、中国政府はウイグル人を破滅させるために
「テロとの戦い」を大義名分に利用しています。
-略-
しかし実際のところ、一番のテロリストは中国の共産主義者たちです。
-略-
日本や米国は、中国における人権問題を取り上げるのであれば、ウイグル人の問題も取り上げるべきです。
日本政府には私たちの置かれている状況にもっと関心を持ち、支援して欲しいのです。日本政府が私を招いて
くださるのを望んでいます。
ソース:SAPIO 12月13日号 PP30-32 記者が誌面からテキスト化