06/11/18 23:51:31
朝鮮が実施したさる7月のミサイル発射訓練、10月の自衛的戦争抑止力強化のための
核実験以後、日本政府が独自の「制裁」措置を実施する中で、在日朝鮮人に対する民族
差別と迫害行為が社会的に助長され、事件が相次いで起きている。朝鮮学校生徒らに
対する暴行やいやがらせは169件にものぼり、総聯機関に対する放火、破壊、脅迫事件
などは200件を超えた(10月末現在)。また、「万景峰92」号入港禁止措置と在日朝鮮人
に対する再入国許可の規制、総聯施設に対する固定資産税減兔措置の取り消し、金剛山
歌劇団公演の妨害および施設使用不許可など在日朝鮮人に対する初歩的な人権と生活
権が著しく蹂躙されている。こうした状況を打開していこうと、在日本朝鮮青年同盟(朝青)、
在日本朝鮮青年商工会(青商会)、在日本朝鮮留学生同盟(留学同)の青年3団体が中心
となり8日から12日まで東京をはじめ北海道、愛知、京都、大阪、広島などでいっせいに
「緊急行動」を起こした。
・有楽町駅前でも連日ビラ配布
都内では在日同胞、青年らが8日から10日まで国会前で座り込み、ビラ配りを行った。
連日100人を超す同胞らが「万景峰92」号入港禁止措置の撤回、朝鮮学校生徒らに
対する迫害と総聯に対する破壊テロ行為の中止などを求めた。
参加者らは、「お願い、家族に会わせて 人道の船、『万景峰92』号の運航再開を」「幼い
朝鮮学校生徒に対する暴行、いやがらせはNO! 絶対許されない」などと書かれた横断
幕、プラカードを持って座り込みを行い、「日本政府は人道の船、『万景峰92』号に対する
不当な入港禁止措置を撤回しろ」「不当な民族差別を許すな」などのスローガンを叫んだ。
また、通行人にビラを配り、在日同胞の人権と生活権が踏みにじられている現状を知らせ
ながら、過去の植民地支配によって日本に住まなければならなかった在日朝鮮人の権益
を日本政府は当然保障しなければならないと広く伝えた。
朝から夕方遅くまで行動を行っている青年らを励ますため、現場には総聯各機関の活動家、
同胞らが赴き、激励金や飲食物などを差し入れた。
同胞青年らはまた、東京・有楽町駅前でも10日から12日まで街頭宣伝を行い、人権と
生活権が脅かされている在日同胞の立場を幅広い市民に訴えた。
・議員、市民団体から連帯のメッセージ
10日夕に行われたキャンドルデモには、同胞らとともに日本の市民団体も合流し、参加者
は200人に達した。
参加者が叫ぶスローガンを直接耳にした社民党、民主党所属の国会議員らは、参加者ら
を議員会館内事務室に招き入れて行動に支持を表明し、激励した。また、通行人の中には
「がんばってください」などと励ます人が少なくなく、青年らと席をともにしながら一緒にスロ
ーガンを叫んだり、激励金を手渡す市民もいた。
日本の数多くの市民団体、海外の同胞団体、南朝鮮の青年団体からも連帯メッセージが
寄せられた。
日本と海外のメディアも大きな関心を寄せて報道した。
(>>2以降に続く)
ソース:朝鮮新報
URLリンク(www1.korea-np.co.jp)