06/11/19 19:54:58 QI668px8
>>518
幕末まで来ると、平和ボケのせいか、情報の収集・評価に対して緊張感が薄れてきます。
鎖国していた江戸幕府でも、船長の聞き取りや書物収集には力を入れていましたし、
寺社奉行にも、全国の寺社に異国船目撃情報を届けるように通達していた。
情報収集の仕組みをいろいろ用意するのは良いが、それらを総合して情報評価して、
政策に生かされる仕組みは作られませんでした。
国内でも不審な浪人集団の情報が挙がっているのに、
評価・分析されずに大老が暗殺されているほどです。
第二次世界大戦後の日本は、防諜関係の法律がほとんど未整備のままとなっています。
一時期、スパイ防止法を制定しようとしたときもありましたが、内容がウンコすぎて、
革新勢力・野党だけでなく、法務省・警察庁からも反対意見が出る始末。
旧憲法下の国防保安法、軍事機密保護法、陸海軍刑法(軍機保護に関して軍人以外の適用条文あり)、
要塞地帯保護法、軍用資源秘密保護法、治安維持法など参考に、防諜関係の法律を再整備すべきでしょうね。