06/11/18 18:07:37
■「孔子も韓国人だった」という韓国の「ゴーマン主張」
教科書や竹島問題を持ち出すまでもなく、彼の国の"ゴーマン主張"は充分承知していたつもりだったが、
さすがにここまでとは。いや、驚きました。言いも言ったり。あの孔子も、実は韓国人だったんだって。
<お笑い!韓国人が漢字を発明したって?>
こんな挑発的な見出しを掲げた記事が、中国「人民日報社」運営のサイト『人民網』に掲載されたのは
10月25日のこと。この記事がキッカケで、目下、中韓のネット上では大激論が繰り広げられている。
何しろ、記事では"漢字を発明したのは古代韓国人だ"という韓国人の主張を紹介。ソウル大学教授が、
漢字を韓国人の発明としてユネスコの世界文化遺産に申請するよう提言しているという話まで、未確認と
断りながら触れているのだ。
おまけに、
<闘争!中国文化 韓国の意図はどこに?>
と見出しをつけた項では、昨年10月、韓国が"端午の節句"を韓国発祥の文化だと世界遺産に申請し、
見事に認定されたことに触れ、
<韓国は端午節の申請に成功すると、次は中国医学を韓国医学として世界遺産に申請する予定だ>
<韓国 活字印刷術起源の国と吹聴>
などなど、これでもかと言わんばかりの韓国の"ゴーマン主張"を次々と紹介。
さらに、極めつきとして最後に紹介されるのが<孔子は韓国人>という主張。孔子を祭る重大な式典である
「祭孔大典」を、韓国はこれまた世界遺産に申請準備をしており、これは危険な信号である、という警告で
記事を結んでいるのである。
▼中国への反発
その極めつきの主張の根拠は、要約すれば2点。
「まず、孔子の生地とされる現在の中国・山東省曲阜が、韓国によれば、かつての韓国領だったから。
さらにもう一点は、朝鮮で最初の国家と思われている『箕子朝鮮』の王・箕子と孔子が同じ血脈だとする説。
でも、これは、そもそも箕子が中国・商王朝の王族、すなわち中国人であることを無視し、箕子が韓国人の
始祖ならその箕子と孔子を同じ血脈にすれば孔子も韓国人だ、という実に無茶苦茶なこじつけなんです。」
(北京在住の日本人ジャーナリスト)
もっとも、別に孔子が韓国人であっても、それで儒教の教えが色褪せるわけではない。が、それにしても、
まあよくぞ言ったりである。
で、さすがに、
「その話は私も聞いていますが、いや、驚きましたね。」
と苦笑いするのは、他でもない、孔子の第75代直系子孫である孔建氏だ。
「孔子が韓国人だなんて、何の根拠もない。でもね、韓国の人はそれだけ孔子を大切に思ってくれてるんでしょう。
逆に、中国人は文革の時代に孔子を否定したり、今でも礼儀作法などの面で、孔子の子孫として恥ずかしく思う
ことがありますからね」
中国人ジャーナリストの鳴霞氏もこう指摘する。
「韓国がそんな荒唐無稽な主張を次々とするのは、中国と北朝鮮との国境にある"白頭山"をめぐる争いが根底に
あるから。朝鮮民族の祖先が生まれたと信じられている白頭山に、以前から中国は軍事施設などを作ろうと画策
している。韓国はそれに反発してるんです。」
面の皮の厚い国とゴーマンな国の争い---。剣呑剣呑、くれぐれもとばっちりだけは食わせないでくれ。
ソース:週刊新潮 PP145-146 記者がテキスト化