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●巨大産業
もともと韓国の売春産業は、韓国経済の発展過程と切っても切れない関係にあ
るといわれている。米軍基地の周辺で働く売春婦は「洋公主」と呼ばれ、外貨
獲得の尖兵になってきたし、70年代から80年代にかけて、主に日本人観光
客を相手にしたキーセンも、結果的には経済発展に大きな貢献をしたといえる
。また日韓比較文化論の論客、呉善花さんのデビュー作『スカートの風』19
90年、三交社で詳しく述べられているように、売春を抜きにしてはビジネス
が立ち行かなかったのも事実であるようだ。もちろん韓国でも売春が非合法で
あることは言うまでもない。
衝撃的な調査結果が発表されたのは今年の2月末。女性部による「性売買実態
及び経済規模に関する全国調査」という売春に関する調査の結果は次の通りだ
。
(1)私娼街は全国に69ヶ所で、そこで働く女性は9090人。(2)全国
の喫茶店(茶房)、カラオケボックス、床屋、マッサージ施設のうち、売春を
おこなっていると見られる業者は5万8千ヶ所で、売春婦の数は24万人。(
3)ポド房と呼ばれる、ホテルや旅館に売春婦を派遣する売春業者に登録して
いる女性が8万人。
援助交際などを除いて、合計少なくても33万人の女性が売春産業に従事して
おり、その数は20ー30代の女性の4%、女性労働人口の8%に達するとい
う。またその市場規模は24兆ウオン(約2兆4千億円)で、何と韓国の第一
次産業(農林水産業)の 生産額に匹敵するという。
しかし、この調査結果を額面通りに受け止める人は少ない。女性開発院は、売
春従事者を少なくとも50万人と見ているし、キム・カンジャ警視庁女性青少
年課長は150万人と見ている。甚だしきは200万人という説もあるが、大
方の見方は70万ー100万人という数である。それでも20ー30代女性人
口の8人に1人が売春産業に従事していることになる。もはや「売買春共和国
」と呼ぶしかない。