06/10/30 21:41:07
日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)問題で、
現在の国土地理院にあたる陸地測量部が一九〇九年に発行した地図「東亜輿地図」に、
竹島が島根県に属することを示す記載のあることが、島根大法文学部の舩杉力修助教授の調査で分かった。
当時の日本政府が竹島を自国領と認識していたことを裏付ける資料。
舩杉助教授によると、韓国側研究者が竹島が韓国領であるとの論拠としている
十七世紀中盤から近年まで日本の官製地図に竹島の記載がない、との主張を覆すことになる。
東亜輿地図は百万分の一の縮尺。日本とシベリア東部から中国南部までの東アジア全域を
二百四十一区域に分け、陸地測量部が一八九四年から製作を始めた。
舩杉助教授が国立公文書館に所蔵されているのを確認した。
竹島は、島根県東部と鳥取県、隠岐を中心とした日本海沿岸を描いた「松江」の地図に見られ、
隠岐諸島の北西部に「竹島(島根県隠岐)」と、さらに北西に「鬱陵島(松島)韓国江原道」の記載がある。
舩杉助教授は七月、島根県隠岐島庁が一九一二年に刊行した官製地図「隠岐全図」で竹島の記載を確認。
三年さかのぼる今回の地図は、竹島が同県に編入された〇五年二月以後、
日本政府が竹島を管轄していたことを補完する意味合いを持つ。
舩杉助教授は「日本政府が竹島を自国領として認識していたのは明らかで、
韓国側の主張を覆す資料が補強できた」としている。
ソース 山陰中央新報
URLリンク(www.sanin-chuo.co.jp)