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■中国 空母建造に前向きな姿勢
軍備の増強を急速に進めている中国で、中国政府で国防産業を指導する高官が、
「空母の建造を真剣に研究して行く」と述べ、初の空母保有に前向きな姿勢を示しました。
これは、中国政府で国防産業を指導する国防科学技術工業委員会の孫来燕副主任が、
中国政府の広報機関のインタビューに対して述べたものです。この中で、孫副主任は
「中国は海洋大国だ」としたうえで、「自国の造船業界が発展し、空母を建造する能力を
備えてきている」と述べました。そして、「空母の建造を真剣に研究し考慮して行く」と述べ、
中国として初の空母保有に前向きな姿勢を示しました。
アメリカ国防総省がことし5月に発表した報告書は、「中国が空母の保有を想定してロシア
から空母艦載機の購入を検討している」として、アメリカ政府の間には中国が2015年までに
空母を保有するという見方もあると指摘していました。報告書はさらに、中国がこれまでホテル
などに利用するという名目で旧ソビエト製の空母を3隻購入し、こうした空母から自国で空母を
建造する情報を得ているとも指摘していました。
中国政府は、軍の中でもとりわけ海軍力の強化を急速に進めており、もし中国が空母を
保有することになれば、アジア太平洋地域の安全保障の環境に大きな影響を与えるもの
とみられます。
ソース:NHK
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
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