06/10/08 21:38:28
■「米政権、日本の慰安婦決議案阻止を手助け」<米誌>
日本は米議会での従軍慰安婦決議案通過を阻むために大物ロビイストを雇用して莫大な金額を支払い、
ブッシュ政権と共和党指導部が、従軍慰安婦蛮行を隠蔽しようとする日本の企みを手助けてしている、と
アメリカの権威ある雑誌が７日報道した。
「ハーパーズ・マガジン」インターネット版(www.harpers.org)はこの日、「冷ややかな慰安(Cold Comfort)：
日本ロビーが第二次大戦の性奴隷の決議案を阻止」という記事を掲載し、共和党指導部出身で現指導
部と深い関係を持つ大物ロビイストのボブ・ミッチェル前議員が、決議案の議会通過を阻止しようとする日
本を積極的に助けていると明らかにした。
同誌は、７年前からアメリカ国内の韓国系市民や人権・宗教団体などが第二次大戦当時の従軍慰安婦
問題の責任を認めるよう日本政府に要求する決議案を米議会に提出して通過に向けて努力してきた点
を紹介したうえで、日本がこれを阻止すべく莫大なお金を投じてロビイングを展開し、ブッシュ政権がこの
ような日本の企てを暗黙裡に支援している、と指摘した。＜中略＞
今年４月、レーン・エバンズ議員（民主党・イリノイ州）、クリストファー・スミス議員（共和党・ニュージャー
ジー州）が従軍慰安婦決議案を共同発議した後、議員らが超党派的に署名に参加することに危機感を感
じた日本政府は、ワシントンのトップロビイストである同時に38年間共和党下院議員を務めた大物である
ボブ・ミッチェルにコンタクトした。日本政府はミッチェルの会社に、従軍慰安婦問題や米軍捕虜虐待行為・
強制労役問題など第二次大戦に関する歴史問題に対するロビイングの対価として毎月６万ドルを支給す
る契約を結んだという。
同誌によれば、ミッチェルは５月末に、慰安婦決議案の主務常任委員会となる下院国際関係委員会の
ヘンリー・ハイド委員長に会って、６月末の小泉首相(当時)のアメリカ訪問を控えて慰安婦決議案通過が
日米同盟に深刻な打撃になると訴えたうえで、慰安婦問題が60年余りも前に発生した過去の出来事で
あることを強調して、案件として上程しないよう求めた。これにより、当初５月に予想された慰安婦決議案
の国際関係委員会への上程と審議は行なわれなかったという。
しかし９月会期に入ってハイド委員長が慰安婦決議案を積極支持したことで、一部内容が当初より緩和
されたとはいえ９月13日に下院国際関係委員会に決議案が初めて上程され、満場一致で通過した。同
誌は、今年８月にハイド委員長が韓国を訪問して大きい感動を受け、第二次大戦参戦世代として当時の
小泉首相が戦犯らが合祀された靖国神社への参拝を強行したことに激憤して慰安婦決議案の上程を決
心したようだ、と分析した。
にもかかわらず慰安婦決議案は、先月29日に中間選挙のために下院が休会に入るまで下院全体会議
に上程されず、下院通過の可否が再び不透明になった。先月22日には日系人のマイク・ホンダ議員など
25人の決議案署名議員たちが、休会前の処理を求める書簡を決議案上程可否のカギを握る２人の核心
人物であるデニス・ハスタート下院議長とジョン・ボーナー共和党院内総務に送ったが、無駄だった。
これについて同誌は、ブッシュ政権とロビイストのミッチェル、他の日系ロビイストたちが、ボーナー院内
総務とハスタート下院議長事務室にロビイングをしたせいだと米議会でもっぱらの評判だと主張し、日本
政府の強力なロビイングのために下院全体会議への決議案上程が失敗したことを強く示唆した。
特に、退任後に駐日大使を希望するとされるハスタート議長は、明らかに慰安婦決議案に不満を示した、
と同誌は明らかにした。同誌は、「中間選挙後、新しい任期が始まる前に慰安婦決議案を下院全体会議
に上程する措置も考えられる」とまだ一筋の希望が残っていることに言及したうえで、「しかし現時点では
日本が再び議会で勝利するように見える」として、決議案通過の見通しは暗いと伝えた。＜後略＞
▽ソース：聯合ニュース／Yahoo!Koreaニュース（韓国語）（2006/10/08 20:00）
URLﾘﾝｸ(www.yonhapnews.co.kr)
URLﾘﾝｸ(kr.news.yahoo.com)
▽ソースのソース：ハーパーズ・マガジン（英語）
＜Cold Comfort: the Japan Lobby Blocks Resolution on WWII Sex Slaves＞
URLﾘﾝｸ(www.harpers.org)