06/10/06 16:41:39
【ワシントン5日聯合】
北朝鮮が核実験を強行しても、米国が軍事的対応を取る可能性はないとの指摘が、
米国の専門家らの間から提起されている。AFP通信とAP通信が5日に報じた。
米国務省のヒル次官補(東アジア担当)はこの前日、北朝鮮の核実験を防ぐため
可能な限りのあらゆる措置を取ると述べ、北朝鮮が核実験を行っても核保有国として認めることはないと警告、
軍事的対応の可能性を示唆した。
これに対し専門家らは、北朝鮮を打撃すれば韓国と日本に対する報復攻撃を招くことになるため、
米国として取ることができる軍事的オプションはないと説明している。
米戦略国際問題研究所顧問のアインホーン前国務次官補は、北朝鮮が10~11基の兵器製造に
十分なプルトニウムとウラニウム濃縮プログラムを保有しているものと推定されるが、
それがどこにあるのかはつかめていないとし、軍事的攻撃の標的が明確になっていないことを指摘した。
総合シンクタンク・ランド研究所のバーネット博士も北朝鮮の核弾頭装着の可能性を指摘しながらも、
プルトニウムを生産する核施設を攻撃すれば、北朝鮮がソウルや東京に向けた
ミサイル発射を決定する可能性があると述べている。
ブルッキングス研究所のオハンロン研究員は、既に核実験を実施した国とは異なり
北朝鮮に対してのみ軍事的対応を行うことは、容易に正当化できないと主張した。
一方、ホワイトハウスのビクター・チャ補佐官(アジア担当)は、ホワイトハウスは
北朝鮮の核実験脅威に対し強力な警告を行うとともに、対応が過剰にならないよう努力していると述べている。
ソース 聯合ニュース
URLリンク(japanese.yna.co.kr)