06/09/27 12:31:08
マツタケ1本の値段は5-6万ウォン。めったなことでは口にできない値段だ。しかし不幸中の幸いは、マツタケは
味わうよりも香りを楽しむキノコであるという点。
採ったばかりのマツタケを味わう幸運にめぐり合えたなら、火を通さず、そのまま生で食べてみるのをお勧めする。
包丁で薄く切ってから食べてもよいが、手でちぎって食べてみよう。しばらくの間、手に染み込んだマツタケの匂い
を楽しめるはずだ。新鮮なマツタケは生の栗のように硬く、カリカリしている。
奉化郡まで足を伸ばしたときは「ヨンドゥ食堂」(054-673-3144)に寄って「山マツタケご飯」(1万5000ウォン)を食べ
てみよう。注文が入ってから石鍋に米を入れて炊き始めるため、20分は待つ覚悟で注文すること。ご飯を蒸らす直
前、薄く切ったマツタケを数枚ご飯の上に乗せる。それだけでマツタケの香りがご飯全体に染み込んだマツタケご飯
に変身する。ご飯は白米に黒米・粟・ナツメ・えんどう豆、チョウセンマツの実、銀杏、ニンジンなどが入った栄養石
鍋ご飯だ。
石鍋の中でジュージュー音を立てて運ばれてきたマツタケご飯は、お皿に移し各種ナムル(野菜の和え物)とコチュ
ジャンを交ぜてビビンバにして食べる。しかしマツタケの香りをより楽しみたい場合は、ナムルを入れず、薬味醤油を
もらって、それを軽くかけて食べるのがお勧め。マツタケがたくさん入っている「特山マツタケ石焼ご飯」は2万ウォン。
マツタケは牛肉と一緒に焼いて食べることもできる。「山マツタケ焼肉」(4万ウォン)は肉質の良いことで有名な奉化
郡の牛肉とマツタケを鉄板で焼いて食べる料理だ。マツタケの香りが飛ばぬよう、アルミホイルを被せた鉄板を使
用する。柔らかい牛肉が舌でとけ、マツタケの香りが鼻をくすぐる。
この食堂には小さめのマツタケをお好み焼き風に焼いた「マツタケジョン」(1万ウォン)もあるが、ほとんどマツタケの
香りが楽しめないのが残念。そのほかに「マツタケ鍋」(1万2000ウォン)もある。
マツタケの持ち帰りもできる。家ではフライパンにバターを入れて軽く炒めたり、肉と一緒に鉄板で焼いて食べても美
味。それでもマツタケが余ったら、ほんの少しだけインスタントラーメンに入れてみよう、「これが同じインスタントラー
メンか」と思うほど、高級な味(?)になること間違いなし。
◆美味しいマツタケを選ぶ方法
マツタケはかさが開いておらず、軸が銀色がかった鮮やかな白であるほど品質が良い。かさが厚くしっかりしており、
軸が長く、下に行くほど太くなっているのが高級品だ。反対にかさが広がっており、軸が短いほど下級品に分類され
る。色が黒く香りが少ないものは新鮮でない証拠。
韓国産と北朝鮮産、中国産を区別するのは難しいが、一般的に韓国産のマツタケはかさと軸に土がついていること
が多く、中身が白いミルク色をしている。中国産や北朝鮮産はかさが黒く変色しており、香りがほとんどないものが
多い。韓国まで運ばれ、販売されるまでに1週間以上かかるため、鮮度が落ちているため。
◆マツタケの鉄板焼きを食べに行こう
おいしいマツタケをソウルで食べるためには?ホテルのマツタケ料理は値段は高いけれど、品質は保障付き。各ホ
テルごとにマツタケ料理のイベントが10月末ころまで開催される。
URLリンク(japanese.chosun.com)
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