06/09/24 09:19:48 PtUEbCPr
反日を前面に出してからというものの、中国映画のレベルの低下が著しいね。
「マッスルモンク」とか「英雄」とか…。
「マッスルモンク」はヒロインの女刑事の前世が、実は何百人と中国人の首を
軍刀で刎ねてきた日本兵だったという話で、カンフー映画なのに劇中何の脈絡なく、
これでもかといわんばかりに狂った顔の日本兵の蛮行が描き出される。
で、僧侶である主人公は前半彼女を助けるために奔走していたものの、
後半は掌を返したかのように首を斬られて殺され、晒し者にされた彼女を見捨て、
彼女を殺害した殺人人を何年もかけて探し出し、親身になって助けるというお話。
この糞ストーリーと迫力皆無のワイヤーアクションの連発にも関わらず
なぜか香港アカデミー賞で作品、脚本、主演男優賞の3冠を獲得。
「英雄」は秦の始皇帝が次々に近隣国家を侵略・蹂躙・併呑して領土拡張を行っていた時代、
始皇帝を暗殺するため阿房宮に潜入した刺客が、
始皇帝の行っている非道な領土拡張政策は結果的に正しい行為だと結論づけ、
暗殺を中止して自殺するという話。
湖の上を走りながら闘うとか、お互いの頭の中で闘うとか、ワイヤーアクションに頼った
トンデモカンフー映画にも関わらず、中国軍部の大々的にバックアップを受け、
中国国内で不可解なほどの大絶賛。
が、距離を置いて自分が見た限りでは、どちにも限りなくつまらなかった。
カンフー映画としてはタイ映画の方が、ストーリー映画としてはハリウッド映画の方が何段もマシ。