06/09/13 09:59:32
米国が、対話と説得による北朝鮮の6者協議復帰への期待をあきらめた後、どのような方式で北朝鮮の
核問題を管理していくのかに関心が集まっている。
米国が、外交的説得の努力を事実上断念したことにより、制裁よりも外交的解決を強調する韓国政府と対
立する可能性がさらに高まった。
▲米、圧力で状況管理〓米国が、7月末にマレーシアのクアラルンプールで開かれた10ヵ国外相会談に
続き、国連総会で再び多国間協議を推進するのには、北朝鮮の孤立を深めさせるといった意図が盛り込ま
れているという分析が多くある。国連加盟国に北朝鮮制裁措置に協調させ、北朝鮮に対する圧力を加重させ
ようという目的もある。6者協議の米首席代表であるクリストファー・ヒル国務次官補(東アジア太平洋担当)
は12日、訪韓の日程を終えて米国に発つ前に記者団と会見し、「国連のすべての加盟国が、国連安全保障
理事会の北朝鮮制裁決議案を履行しなければならず、そうするように見守る」ことを強調した。
また、日本も、米国と同様の考えを持っている。中国は、多国間協議の開催に対する明確な意思を明らか
にしていないが、米国が押しやれば受け入れる可能性が高いというのが、韓国政府の判断だ。6者協議が長
期間空転する状態で、北朝鮮の核問題を話し合う代案が他にないためだ。韓国は、多国間協議の効用性に
疑問を抱いているが、中国と同様の理由で、反対できない立場だ。
このように、誰も明示的に反対できない状況であるため、今月末か10月初めに、国連総会で多国間協議が
開かれる可能性が高い。しかし、参加国家や開催時期が一定しない多国間協議が、6者協議のように定例化
されることは難しいため、米国が継続して多国間協議を通じて北朝鮮の核問題を扱うことは可能性が低い。
韓国政府関係者は、「北朝鮮に対し外交的努力はすべてやったというのが米国の考えだ」とし、「米国は、こ
れからは北朝鮮核問題を解決するよりも、圧力政策を通じて北朝鮮の状況を悪化させない線で管理していこ
うとするだろう」と見通した。
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