06/09/13 04:56:20 999QLgQK
>>720続き
「姉様を、料理を作って待っていたいんです。ダメ・・・・ですか?」
「・・・・は?」
「私、姉様とお食事がしたいんです。帰ってから、一晩だけ・・・・つきあって貰えませんか?」
「あー・・・・ええと・・・・」
思わず、彼女は呆然とした。料理?出撃前に、何を言い出すんだ?しばしの混乱のあと、ようやくそれが、デートの誘いだ、と理解した。しかし、何が悲しくて女同士でデートをせねばならんのか。
「・・・・あのな、俺は女だぞ?」
「関係有りません!姉様と、一晩だけでも一緒にいたいんです!!」
今度は必死の顔になって、叫ぶ。
「・・・・一度だけ、だぞ」
「はい?・・・・あ、ありがとうございます!」
少女が見せる満面の笑顔が眩しくて、彼女は照れたように、頭を掻いていた。
「ファウスト隊、出撃準備を。カタパルトに入ってください」
「了解。全機、カタパルトスタンバイ」
準備を整えてふと見ると、デッキの上には先ほどの少女。祈るように、こちらを見ている。
・・・・帰ったら、アクセサリでも買ってやるか。
「3・2・1・・・・」
自分の口元がほころぶのを感じながら、彼女は叫んだ。
「全機、出撃!命令は一つ。生きて帰れ!以上だ!!」
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やべ、この手のネタ書いてて楽しい(ウリが
東亜ロボット戦記、書こうっと。w
しっかし、何故百合になったんだ。w