06/09/06 19:33:21
「東北工程」を通じ、高句麗史歪曲(わいきょく)を試みてきた中国が、今度は高句麗を越え、韓国古代史全体を中国史に
編入しようとしている。
中国社会科学院辺境地史研究所は最近公開した研究課題を通じ、古朝鮮と渤海に対する歴史歪曲から1歩踏み出し、
朝鮮が建てた白頭山定界碑まで偽物だと主張し始めた。これに対し、又石大の趙法種(チョ・ボプチョン)教授は「歴史で
はなく伝説まで引っ張り出し、中華文明の洗礼を韓半島(朝鮮半島)全体に拡大しようとする試みだ」と反論した。
以下、中国側が主張する韓国古代史歪曲内容とこれに対する韓国学者らの反論の内容を紹介する。
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◆古朝鮮を歪曲
黒竜江省社会科学院の張碧波研究員は「箕子と箕子朝鮮研究」という文章で、「箕子朝鮮は中国の殷・商の子孫らが韓半
島に打ち建てた地方政権で、周の臣下となり、後には秦の臣下になった国外の属国だった」主張した。
また、「箕子朝鮮が存在したが故に衛満朝鮮が出現し、高句麗と渤海も出現した」と主張した。韓半島の歴史は、中国の属国
である箕子朝鮮から出発したという論理だ。
しかし、韓国学者らは箕子朝鮮の存在自体を否定している。趙教授は「箕子は伝説であり、箕子朝鮮関連の史料も非常に問題
が多く、学界では歴史として認めていない」と語った。
◆渤海史を歪曲
吉林大の武玉環教授は「渤海遺民の統治と帰属研究」という研究課題で、「渤海は建国当初から唐に所属していた靺鞨(まっかつ)
族の地方政権だ。渤海の滅亡後、その遺民らは中国の遼や金に移り、中華民族として融合した」と主張した。
これに対し、趙教授は「史料を読むと、渤海が高句麗を継承し、高麗に影響を及ぼしたという部分が多いのに、中国側はこれを完全
に無視している」と反論した。
ソウル教育大の林起煥(イム・ギファン)教授は「中国は渤海の靺鞨人(被支配層)と高句麗人(支配層)を分離し、高句麗との結び
付きを断ち切ろうと試みている」と指摘した。
◆韓半島北部領土の帰属問題歪曲
遼寧大の徐徳源教授は「歴代王朝の東北辺境統治研究」課題で、「朝鮮が1713年に国境境界碑(白頭山定界碑)を建てた際、清の
委託を受けた場所ではなく、勝手に場所を変更して一方的に境界の表示を変更した。これは国際外交ではめったに見られない詐欺
だ」と主張した。
これに対し、趙教授は「間島領有権問題が国際法的にも歴史的にも韓国側に有利であるため、中国側が箕子朝鮮・扶余・高句麗・
渤海まですべてを中国史として歪曲し、間島問題にアプローチしようとする態度の表れだ。東北工程の目的が歴史問題にとどまら
ず、領土と朝鮮族問題にあることを露骨に示している」と指摘した。
URLリンク(japanese.chosun.com)
【中央日報社説】中国の歴史歪曲に対してはどうして何もいえないのか[09/06]
スレリンク(news4plus板)l50
【中韓】「古朝鮮~渤海は中国の歴史の一部」-中国が歴史歪曲 [06 9/5]
スレリンク(news4plus板)l50