06/09/06 20:28:33 zzPaWDo5
また、大いなるしるしが天に現れた。
ひとりの女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。
この女は子を宿しており、産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた。
また、もう一つのしるしが天に現れた。
見よ、大きな赤い龍がいた。
それに七つの頭と十の角があり、その頭に七つの冠をかぶっていた。
その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、それらを地に投げ落した。
龍は子を産もうとしている女の前に立ち、生れたなら、その子を食い尽くそうとかまえていた。
女は男の子を産んだが、彼は鉄のつえをもってすべての国民を治めるべき者である。
この子は、神のみもとに、その御座のところに引き上げられた。
女は荒野に逃れていった。
そこには、彼女が千二百六十日のあいだ養われるように、神の用意された場所があった。
さて、天では戦いが起った。
ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。
龍とその使たちも応戦したが勝てなかった。
そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。
この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、
地に投げ落とされ、その使たちも、もろともに投げ落とされた。
『ヨハネの黙示録・第十二章』