06/08/26 21:58:40 ClE0iLbv
この本に収録の「序文」という話は「英語の起源は日本語」という説を軸に展開する。
市井の言語研究家である吉原源三郎は日本語の語源は英語だという新説をとなえ、
『英語語源日本語説』という本を出版する。
そのきっかけは中学生のときに英語を教わったときの衝撃にあった。
英語の name (ネーム)と日本語のnamae (名前)を比べて、彼の頭には電撃的にひらめくものがあったのだ。
以後、彼は英語と日本語の類縁関係を論証することに生涯をかける。
「斬る (kiru) 」と「kill(殺す)」などいくつもの「例」を集める。
日本語の「坊や(boya)」の母音が弱化して英語の「boy (少年)」になったのだとあざやかに論証もする。
また、「掘る」ということばを聞いたアメリカ人が、まちがってその意味を、「掘った穴」と理解して hole (穴)という英語ができたのだとも言う。
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