06/08/26 02:47:00 xTPz6i3i
そういやこんな話もあったっけな
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■1.虫の音に気がつかない!?■
東京医科歯科大学の角田忠信教授が、1987年1月にキューバ
のハバナで開かれた第一回国際学会「中枢神経系の病態生理学
とその代償」に参加した時の事である。キューバではいまだ戦
時体制が続いており、西側諸国からの参加者は角田教授一人だ
った。開会式の前夜に歓迎会が開かれ、東欧圏から大勢の科学
者が参加していた。キューバ人の男性が力強いスペイン語で熱
弁をふるう。
しかし、教授は会場を覆う激しい「虫の音」に気をとられて
いた。なるほど暑い国だな、と感心して、周囲の人に何という
虫かと尋ねてみたが、だれも何も聞こえないという。教授には
「蝉しぐれ」のように聞こえるのに!
午前2時頃、ようやくパーティが終わって、キューバ人の若
い男女二人と帰途についたが、静かな夜道には、さきほどより
ももっと激しく虫の音が聞こえる。教授が何度も虫の鳴く草む
らを指して示しても、二人は立ち止まって真剣に聴き入るのだ
が、何も聞こえないようだ。不思議そうに顔を見合わせては、
お疲れでしょうからゆっくりお休みください、というばかりで
あった。
教授は毎日、この二人と行動をともにしたが、3日目になっ
てようやく男性は虫の音に気づくようになった。しかし、それ
以上の感心は示さなかった。女性の方は、ついに一週間しても
分からないままで終わった。どうも日本人の耳と、外国人の耳
は違いがあるようだ。
続く