06/08/24 11:23:06
整形手術といえばかつては主に女性のためのものだったが、最近では自分に自信を持ちたいと思う男性や、
よりよい仕事に就きたいと思う男性が整形手術を受けるケースが世界中で増えている。韓国人男性も例外ではない。
地元メディアが“整形手術の熱狂的流行に踊らされている男たち”の話を取り上げるほどだ。韓国の都市部では、
洋服や髪型、肌、ライフスタイル等に対してゲイと同等のこだわりを持つ“メトロセクシュアル”男性よりも、
より男らしさを前面に出した“ウバーセクシュアル”男性の人気が高い。しかし、ソウルだけは例外だ。
ソウルでは中性的な外見を持つ“クロスセクシュアル”にトレンドは傾いている。
クロスセクシュアルが注目を浴びるようになった一因として、大ヒット映画となった『王の男』が挙げられる。『王の男』は、
朝鮮王朝時代、同性愛の三角関係の中心にある女性的な宮廷芸人のストーリー。
パクの24回の手術は極端なケースだが、整形手術をしたがる男性のブームは大統領府にまで達した。
盧武鉉大統領も昨年、まぶたの整形手術を済ませたのだ。視力に影響を及ぼす可能性がある病気を治すため、
というのが公式な理由だが、長年タブーとされていた年配男性の整形手術は、
たとえそれが医療目的であったとしても大統領までもが整形手術をしたということで、
そのタブーは完全に過去のものとなってしまった。リアル・クリニック・グループのリー・サングン所長は、
「大統領が整形手術をした後は、年配の男性でも何のためらいもなく手術を受けるようになりましたね」と話す。
リー氏は、韓国では初めてとなる男性専門の整形手術クリニック『リアル・フォー・メン』を開設した。
韓国における男性の整形手術は、統計を取るのも困難なほど数多く行われている。
アックジョンやカンナムなどの繁華街にあるビルでは、ほぼ例外なく『美容』や『エステ』と書かれた看板を目にすることができるだろう。
美容室や審美歯科が同居し、“頭のてっぺんから足のつま先までの大改造”が一度にできてしまうビルも珍しくはない。
パクの最後の6度の手術を担当したウィー・サンユン医師によると、数年前まで患者は大半が女性だったが、
現在は3分の1の患者が男性だという。就職の際、面接で好印象を与えるために目や鼻の整形手術を希望する男性がほとんどだとウィー医師は話す。
最近創刊されたメンズ・ヘルス(www.menshealth.com)韓国版の編集長を務めるキム・ジュンヒュン氏によると、
男性向けの身だしなみ用品、化粧品、フィットネス器具の売り上げは過去5年間で20%から40%もの伸びを記録しているという。
AGBニールセン・メディア・リサーチ社とメンズ・ヘルスが共同で行った調査によると、
25歳以上37歳以下の韓国人男性の86%がハンサムな顔と健康的な肉体を持つことが就職の際有利になると考えており、
56%の男性が自分の外見に満足していないということが明らかになった。(500人の男性によるこの調査の許容誤差は4%)
約90万円をかけて24回の整形手術を重ねたパクは、これ以上の手術を医者に止められているという。
彼の“整形ストーリー”は全国的に注目の的となり、テレビのトークショー出演も10回を数える。それだけにとどまらず、
アダルトビデオ出演の依頼もあったという。さすがのパクもその依頼は固辞したようだが。
初めは整形手術について批判的だったパクの友人たちも、彼の外見の変貌ぶりと自信にみなぎった態度を見て、
今では自分たちも整形手術を受けたほうがいいのかどうか悩んでいるという。劇的な外見の変化、自分自身への自信、
テレビ出演、友人からの羨望の眼差し。パクが整形手術から得たメリットがもう一つある―しっかり彼女もゲットしたようだ。
ソース:ゲイジャパンニュース
URLリンク(gayjapannews.com)