06/08/21 11:55:51
米国の外交専門誌フォーリン・ポリシーは、民間研究団体「ファンド・フォー・ピース」とともに
146カ国を対象に「失敗した国家インデックス」と題する調査を行った結果、北朝鮮が28の
「失敗した国」のうち14位を占めた、と18日発表した。
123位の韓国は「観察が必要な国」に分類され、北朝鮮との関係において軍事的に最も危険な
状況に置かれている点が弱みとして指摘された。
同調査における失敗した国とは、政府が領土を効果的に統制することができず、国民に安全と
基本的な公共サービスを提供できていないことなどから、頻繁に暴力事件が発生している国をいう。
75カ国を対象に行われた昨年に続き今年で2回目となった同調査では、1万種類に上る国家別の
資料を活用し、人権、海外逃避、不均衡な成長、経済、公共サービス、安全など12の指標について採点。
国家の不安定度の高い順に、警報(alert:90~120点)、警告(warning:60~89.9点)、
観察(monitoring:30~59.9点)、安定持続(sustainable:29.9点以下)の4つに分類される。
スーダンとコンゴは失敗した国の1、2位を占めたほか、コートジボアール、ジンバブエ、チャド、
ソマリア、ハイチ、パキスタン、アフガニスタン、ギニア、リベリア、中央アフリカ、北朝鮮、ブルンジなど
28カ国が「警報国」として分類された。
北朝鮮は、脱北者(北朝鮮を脱出した住民)問題など国民の海外逃避は減ってきているものの、
人権問題は悪化していると評価されたことを受け、順位の面では昨年の13位から今年は14位と
改善されたものの、点数は95.7点から97.3点と悪化した。
韓国は123位(39.9点)で、経済と安全分野に対する評価は良好だったが、国民の海外逃避の面で
引き続き低い評価を受けた。
米国は昨年のハリケーン「カトリーナ」の発生に対処できなかった点が、フランスはアラブ系の暴動など
移民問題にうまく対処できなかった点が減点対象となり、観察国家に分類された。
日本、オランダ、オーストリア、デンマーク、カナダ、オーストラリアなど13カ国は安定持続型に
分類されたほか、北ヨーロッパの先進国であるフィンランド、スウェーデン、ノルウェーは最も安定的な
3カ国として上げられた。
ソース:朝鮮日報/NEWSIS
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