06/08/19 17:39:06
台湾海軍が11日と15日、与那国島の西半分を含む区域で射撃訓練を計画していたことが、
19日までに分かった。両日に訓練を実施したかは確認されていない。台湾海軍はその後に
予定している訓練では与那国島を避ける形で訓練海域を変更したが、新たな区域も与那国島
の西約23・5キロの海域まで設定されている。与那国の漁業関係者からは「怖くて近づけない」
「国にきちんと抗議してほしい」という声が上がっている。
関係者などによると、台湾海軍が計画していた射撃訓練区域は台湾の西側で、東端は東経12
3度を南北に縦断。台湾の防空識別圏(ADIZ)の日台間の境界線をなぞるように設定されていた。
台湾側はその後、18日と22日の軍事演習の区域を与那国島を避ける形で変更したが、東端は
与那国島の西崎の約23・5キロまで迫っており、海上保安庁が航行警報を出して注意を呼び掛
けている。18日に演習があったかは確認されていない。
与那国漁協の入慶田本朝明組合長は「以前、中国が与那国島と台湾の間にミサイルを落とした
ころから、台湾の軍事演習が活発になった。今は怖くて島の西側で操業できない。水揚げにも大
打撃だ」と強調。週明けにも県に対して訓練の中止を求める要請書を提出する方針を固めた。
八重山漁協の上原亀一組合長は「大変迷惑な事態。問題提起し、厳重に抗議するよう要請したい」
と述べ、22、23の両日、那覇市で開かれる漁業制限等対策委員会でこの問題を取り上げる意向
を示した。
県は八重山、与那国の両漁協を通して水揚げ量などへの影響を調査する方針。
ソース
琉球新報 URLリンク(ryukyushimpo.jp)