06/08/10 19:46:56
中国の江沢民・前国家主席(前共産党総書記)が在任中の1998年8月、在外大使ら外交当局者を
一堂に集めた会議の席上、「日本に対しては歴史問題を永遠に言い続けなければならない」と指示し、
事実上、歴史問題を対日外交圧力の重要カードと位置付けていたことが、中国で10日発売された
「江沢民文選」の記述で明らかになった。
中国は胡錦濤政権に移行した後も一貫して歴史問題を武器に対日圧力をかけ続けており、江氏の指針が
現在も継承されているとすれば、歴史問題をめぐる中国の対日姿勢には今後も大きな変化が期待できない
ことになりそうだ。
同文選(全3巻)は江氏の論文、演説などを集大成したもので、これまで未公開だった重要文献を多数
収録。江氏は同年8月28日に招集した在外使節会議で国際情勢について演説、この中で対日関係に言及し、
歴史問題の扱いをめぐる指針を示した。
それによると、江氏は「日本の軍国主義者は極めて残忍で、(戦時中の)中国の死傷者は3500万人
にも上った。戦後も日本の軍国主義はまだ徹底的に清算されていない。軍国主義思想で頭が一杯の連中は
なお存在している。我々はずっと警戒しなければならない」と述べ、日本の軍国主義はなお健在との認識
を表明した。
さらに、台湾問題との関連で「日本は台湾を自らの『不沈空母』と見なしている」と批判、「日本に対
しては、台湾問題をとことん言い続けるとともに、歴史問題を終始強調し、しかも永遠に言い続けなけれ
ばならない」と指示した。
江氏は同会議の3か月後の同年11月に日本を訪問。滞在期間中は歴史問題を再三とりあげ、強硬姿勢
を印象付けた。
■ソース(読売新聞)【北京=藤野彰】
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
■関連スレ
【中国】「三笠宮さまが日中戦争で謝罪した」と江沢民外遊録[8/9]
スレリンク(news4plus板)