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【zakzak】中国スパイ大作戦検証…「ハニー・トリップ」とは?〔08/10〕 - 暇つぶし2ch1:そごうφ ★
06/08/10 13:10:03
上海領事館の職員がワナにはめられて自殺に追い込まれ、海上自衛隊の1等海曹も同様の手口で
内部資料を不正コピーして持ち出したことが発覚するなど、中国公安当局の露骨なスパイ懐柔作戦が明るみに出ている。
色仕掛けで懐柔し、機密情報を引き出す「ハニー・トリップ」は、諜報(ちょうほう)関係者の間では基本的な手法の1つだった。
専門家が「一度、中国に弱みをつかまれると大変。今回の問題は氷山の一角」と指摘する、悪質な中国の“くノ一作戦”を検証する。

防衛庁の調べだと、問題の1曹(45)は中国に土地勘のある元3曹(28)と昨年1月、上海へ遊びに行った。
その際、大使館や高級住宅が並ぶ虹橋(ホンチャオ)地区にあるカラオケ店へ案内され、店のホステスと交際がスタート。
今年3月まで合計8回、無断で中国へ渡航した。

1曹は外国船舶の写真が収められた「注意文書」をCDにコピーし、
自宅へ持ち帰ったことが分かっているが、「情報を漏らしていない」と説明しているという。

一方でこのカラオケ店、実は女スパイの“巣窟(そうくつ)”だった。2004年5月、
在上海総領事館で電信員として勤務する館員=当時(46)=が館内で自殺した。

館員は同店でホステスとねんごろとなったが、公安当局がホステスを売春容疑で拘束。
これをきっかけに館員はホステスへの「買春」をダシに公安関係者から執拗(しつよう)に機密情報の提供を求められた。
そして「このままでは中国を出られない」などと脅迫され、追い詰められた末に自殺したのだ。

くしくも同じ店で同じ手口で引っかかった1曹。元公安調査庁第2部部長の菅沼光弘氏は手口について
「いわゆる『ハニー・トリップ』。どこの国でもやっている、常識ともいえる手法」と説明する。

「最初は観光客で行く。そしてガイドが『カラオケに行きませんか』と言う。その『カラオケ』は日本で考えるカラオケと違う。
要するに売春で公には非合法。そうした場所には、
公安当局や国家安全部といった情報機関の手先となる女性がたくさんいる」というのだ。

そもそもなぜ女スパイがいとも簡単に“育成”できるのか。
菅沼氏は「そういう場所の女性も非合法の仕事をやっているわけだから公安当局に脅されている。
だから『海自の隊員だから引っかけろ』となる」と当局の巧妙なカラクリを明かす。
菅沼氏は「中国当局は海自の情報に一番興味と関心を持っている。しかも東シナ海、中国との接触のある部署でしょ。
そこから中国に旅行にきているとなると、いうなればカモだった」と切って捨てる。

「海自は友好国であろうと敵対国であろうと周辺諸国から狙われている。その一方で隊員は防諜(ぼうちよう)の自覚がない。
だから簡単に引っかかってしまう。これは氷山の一角で、
同様の事例はもっとたくさんあると思う」という菅沼氏の予測も現実味を帯びている。

ZAKZAK 2006/08/10
URLリンク(www.zakzak.co.jp)



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