06/07/28 08:11:59 i64GsaZt
>>115
>>123
・昨年12月に時効が成立した札幌市西区の信金職員女性殺害事件が、米有力紙
ニューヨーク・タイムズに大きく取り上げられた。
見出しは「In Japan,Justice Is Not Only Blind,It Holds a Stopwatch(日本の正義は
不平等なだけでなく、ストップウオッチまで備えている)」。米国、英国には殺人事件には
時効がないことを挙げ、日本の時効制度に疑問を投げかけた。
生井宙恵(なまい・みちえ)さん(当時24)は、90年12月22日に遺体で見つかった。
19日未明に首などを刺され殺されたとみられている。間もなく容疑者の男(37)が全国に
指名手配されたが、見つからないまま15年の時効が成立した。
米英には殺人事件について時効制度はないが、日本では時効が成立すれば、殺人犯でも
普通の生活を送っている、とある。また、日本国内の同じようなケースの被害者家族の
「日本は本当に法治国家なのか?」といった声も紹介している。
法務省によると、米国の連邦法は凶悪な殺人など「死刑にあたる罪」については時効が
ないと規定。英国は、罪種にかかわらず時効そのものの規定がないという。同紙は、日本の
具体的な事件を取り上げ時効制度について特集した記事は珍しい、としている。
執筆したNYタイムズ東京支局長のノリミツ・オオニシ記者(36)は「米国にない時効制度が
日本のメディアではよく話題になる。賛否両論あり、興味深い問題」と話す。もともと、時効
制度について書こうと思っていたところ、昨年末に生井さんの件が何度も報道され、取材を決めた。
生井さんの母澄子さん(69)に、オオニシ記者から取材の申し入れがあったのは今年1月。
時効を迎えて1カ月たち、気持ちが少し落ち着いた頃だった。一瞬、躊躇したが「時効制度に
疑問を持つ人が日本に増えてくれれば」と承諾した。澄子さんはNYタイムズから郵送された
記事のコピーを宙恵さんの霊前に供えた。「娘が天国で読み終わったら、私も辞書を引き
ながらゆっくり読みます」
URLリンク(www.asahi.com)