06/07/26 20:31:15
<北朝鮮ミサイル>解析作業が難航 日米両政府
北朝鮮が5日に連射した7発の弾道ミサイルに関する日米両政府の解析作業が難航気味だ。発射実験を
行ったことのない新型ミサイルが含まれている可能性が浮上、データの読み取りに予想以上の時間がか
かっているためだ。ミサイルの種類で対処方針も異なるため、両政府は発射意図の分析と同時にミサイル
の特定を急ぐ方針だ。
3発目の発射については、両政府は直後に2段式の「テポドン2号」と断定、公表した。これは偵察衛星で
監視していたからだった。
テポドン2号の射程は北朝鮮最大で、防衛庁によると米国・アラスカまで届く3500~6000キロ。米国家
情報会議(NIC)は「2段式で1万キロ、3段式なら1万5000キロ」とも分析しており、事実なら米本土をす
っぽり射程に収める大陸間弾道弾(ICBM)の可能性もあるが、今回は燃焼に失敗し、損壊したことが確認
された。
これに対し、残りの6発については、防衛庁幹部は「想定していない発射も含まれていた」と認めており、
解析作業は慎重にならざるを得ないのが実情だ。
北朝鮮のミサイル開発は81年に旧ソ連の「スカッドB」を入手したことから始まったとされる。その後、スカ
ッドBの射程(300キロ)を延伸する形で、「スカッドC」(500キロ)と「スカッドD」(700キロ)を開発。93年
に日本海に向けて発射した「ノドン」はこれを大型化したもので射程は1300キロ。日本を射程圏内に収めた。
北朝鮮はさらに射程を延ばすため2段式の開発に着手。1段目にノドン、2段目にスカッドを使ったのが98年
に日本をまたいで三陸沖に着弾したテポドン1号。2号は1段目に新型ブースター、2段目にノドンを使っている。
残りの6発をめぐっては、韓国では「新型IRBM(旧ソ連の潜水艦発射ミサイルを改良した中距離ミサイル)が
含まれていた」との報道がされた。軍事専門家の中からは「ノドン並みの射程の新型スカッド(ER)」との指摘も
出ているが、確定に至る情報ではない。【古本陽荘】
(毎日新聞) - 7月26日18時12分更新
ソース
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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