【毎日社説】首相の靖国参拝、世論も反対が増加…「反対する人は中韓の言いなり」と決めつけず、謙虚に耳を傾けた方がいい[7/24]at NEWS4PLUS
【毎日社説】首相の靖国参拝、世論も反対が増加…「反対する人は中韓の言いなり」と決めつけず、謙虚に耳を傾けた方がいい[7/24] - 暇つぶし2ch1:ポリリーナφ ★
06/07/24 06:58:13
社説:首相の靖国参拝 世論も反対が増えている

小泉純一郎首相は任期最後の今年は当初の公約通り、終戦記念日の8月15日に靖国
神社を参拝するのではないか--。政界でそんな観測が出る中、毎日新聞が22、23両日
に行った世論調査では参拝に反対する人は54%に上り、賛成の36%を上回った。同様
に「次の首相」の参拝の是非も聞いたところ、反対は54%、賛成は33%にとどまった。

過去の調査に比べ、反対派が増えている。特に「次の首相」の参拝に関しては、今年1月
調査では賛成・反対がともに47%ときっ抗していたから、世論の変化が明確に見て取れ
よう。

昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を抱いていたことを示す元宮内庁
長官のメモが明らかになった直後の調査だ。反対派が増えたのはその影響もあろう。
だが、理由はそれだけではないと考える。

就任後、初の参拝となった01年8月13日、小泉首相がこんな談話を発表したのを思い
起こそう。

(1)国内外の人々に戦争を排し平和を重んずるというわが国の基本的考え方に疑念を
抱かせかねないというのであれば私の望むところでない(2)早い機会に中国、韓国首脳
とひざを交えて意見交換する(3)内外の人々がわだかまりなく追悼の誠をささげるにはど
のようにすればよいか、議論の必要がある--などの内容である。

あれから5年。あの談話はどこへいったのだろう。「疑念」は消えず、中韓との関係は悪化
の一途だ。新追悼施設も首相が「靖国の代替施設ではない」と発言したことで、建設の目的
自体が不明確になり政府内の検討は途絶えた。

無論、中韓両国の姿勢には問題がある。しかし、首相も「心の問題」と繰り返す一方で、
「中韓は後悔する」「何回行こうが個人の自由」とけんか腰で言い放つだけだった。憲法
問題に関しても、信教の自由は声高に主張するが、政教分離にはほとんど口を閉ざして
きたのではなかったか。

今回の調査で明らかなように、この5年、首相の参拝に国民の支持は広がらなかったと
見るべきである。それは、首相が国民に対して最後まできちんと説明できなかったことも
大きな要因だろう。

今回、注目されるのは、A級戦犯の分祀に63%もの人が賛成と答え、無宗教の国立追悼
施設建設にも賛成が64%に上ったことだ。中韓両国だけではない。A級戦犯が合祀され
る靖国神社に対し、国民の多くもわだかまりや疑問を持っている証左ではなかろうか。
残る任期はわずかだからこそ、首相は「国内で反対する人は中韓の言いなり」などと決め
つけず、国民の声に謙虚に耳を傾けた方がいい。

昭和天皇の考えが明らかになったからではない。私たちはかねて終戦記念日に限らず、
首相の靖国参拝にさまざまな観点から反対してきた。それでも首相は参拝が有終の美を
飾ることになると考えているのだろうか。だが、再び内外に混乱状況を作り出し、後始末は
ポスト小泉に任せるというのでは余りに無責任というものだ。

ソース:毎日新聞
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)


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