06/07/21 07:32:02
◇カナダ在住の華人 南京大虐殺を地元の教科書に盛り込む
第二次世界大戦に触れると、欧米諸国の人々は日本の真珠湾襲撃は知っているが、南京大虐殺、
旧日本軍の従事慰安婦、細菌戦などこの世のものと思われないほど悲惨な出来事はよく知らなかった。
2005年、カナダ国籍の華人の王裕佳氏が創設した「カナダ抗日戦争史実保全会」は手数をかけて、
日本帝国主義の中国侵略の歴史を初めてカナダのオンタリオ州の中等学校の歴史教科書に盛り込む
ことに成功した。
先般、王裕佳氏は「カナダ抗日戦争史実保全会」のメンバーたちを率いて南京市を訪れ、「張純如
女史の遺著『南京大虐殺』をもととして『張純如の目から見た南京大虐殺』というドキュメンタリー映画を
とるつもりで、2007年末に欧米諸国で上映する計画を練っている」ということを明らかにした。
王裕佳氏の職業は開業医である。「カナダ抗日戦争史実保全会」を創設する初志について、王裕佳氏は
「私はただ一つの信念をもっている。それは『不平に遭えば主張を口に出す』ということである。第二次
世界大戦期に、日本は中国を含む数多くのアジア諸国ですさまじい罪を犯し、全人類の怒りを引き
起こした。しかし、日本当局はこれまでこれらの侵略歴史を認めようとしていない。より多くの人々、
特に欧米の人々にこの歴史の真実を知ってもらうため、人々に直接の資料を提供する必要がある。
その目的は新たな憎しみを生み出すのではなく、歴史の真実をすべて明らかにし、歴史のトラウマを
よく認識したうえでそれを癒した後、平和を再建することを目指している」
とはっきりと答えた。
オンタリオ州の教育局に日本帝国主義の中国侵略の歴史を地元の歴史教科書に盛り込むことを
認めさせるため、どのように説得したかについて、王裕佳氏は「イバラを切り開いて道をつくる」という
たとえを使った。
>>2以降に続きます。
ソース:チャイナネット
URLリンク(www.china.org.cn)