06/07/13 11:48:44
北朝鮮の意図通りに推移する国際情勢(下)
北朝鮮がミサイルを発射から1週間が過ぎた12日現在、この問題をめぐる情勢が
当初北朝鮮が意図していたとおりに進んでいるのではないかとの見方が上がっている。
北朝鮮は、日本の安倍官房長官が「北朝鮮への先制攻撃は可能」との発言を行ったことで、
今回の事態を「日本の妄言事件」の方向に持って行くという副産物まで手に入れた。
北朝鮮が実際に行ったミサイル発射よりも、実現してもいない「先制攻撃」発言のほうが
韓半島においてより脅威的だという認識で、韓国、北朝鮮が意見の一致を見たわけだ。
ミサイル発射にもかかわらず、南北閣僚級会談は予定通りに開かれ、「民族協調」を示すと同時に、
自らの主張を直接国際社会に伝えられるようになったのも、北朝鮮にとっては悪くない状況だ。
また金正日総書記は今回の事態で体制の結束を高める効果を得たとの見方もある。
北朝鮮問題の専門家らはテポドン1号の発射が食糧危機でゆるんでいた
社会的な統制力を取り戻すのに利用されたと分析しており、
今回も政権の基盤をより一層強固にするものと見ている。
第3世界の反米国家に「米国に対抗する国家」というイメージを与え、
自国のミサイルを宣伝できたことも、北朝鮮にとっては収穫といえる。
朝鮮日報 イ・ハウォン記者
URLリンク(japanese.chosun.com)
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