06/07/12 10:31:51
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は11日、北朝鮮のミサイル発射(5日)について6日ぶりに口を開いた。
しかし肉声ではなく、スポークスマンを通じて語ったものだ。
盧大統領はこの日、大統領府で金槿泰(キム・グンテ)議長ら与党ヨルリン・ウリ党指導部と
統一外交通商委員会所属の議員を招き、夕食懇談会を開いた。
この席で盧大統領は北朝鮮のミサイル発射に関連し「いくら考えても理解できない。
ミサイル事態後の北朝鮮の核の状況管理に多くの困難が生じた」と語ったと、
鄭泰浩(チョン・テホ)大統領秘書室スポークスマンが伝えた。
盧大統領は「ところが日本の政治指導者たちの先制攻撃発言などで、新たな状況が発生した。
事態をさらに悪化させる恐れがある」とも語った。盧大統領は「日本の態度は独島(日本名竹島)の
教科書掲載・靖国神社参拝・海底地名登録問題などにも表れているように、
北東アジアの平和に尋常ではない事態をもたらし得る。退きたくても退けない状況」と述べた。
盧大統領は「政権発足時から韓半島(朝鮮半島)でのあらゆる形態の武力使用を排除するため、ひたすら
努めてきたが、ミサイル発射や日本の先制攻撃発言などで障害が生じたのではないかと心配している」としている。
南北対話問題については「これからもずっと対話で説得していく。対話が続かなければ国民は不安がる」と語った。
盧大統領のこうした発言は、「北朝鮮が判断を誤った背景は到底理解できないが、
これに対し先制攻撃などと言いながら、軍備増強のチャンスを生かそうとしているかのような
日本の態度も見過ごせない」という考えを明らかにしたものと受け止められている。
盧大統領はこの日、発言の多くを日本批判に割いた。
盧大統領は夕食懇談会の終わりごろに北朝鮮のミサイル事態について
「韓米協調を固め、南北対話を続けるが、日本に対しては過剰行動を防ごう」と三つの対応方針をまとめた、
とウリ党の禹相虎(ウ・サンホ)スポークスマンが伝えた。
シン・ジョンロク記者
ソース 朝鮮日報
URLリンク(japanese.chosun.com)