06/06/06 19:36:11
MP3プレーヤーのレインコム、ワイブロに活路見出せるか 「まどろんだら死ぬ」
休戦ラインの前方警戒所勤務規則ではない。
IT(情報技術)業界の従業員たちが常に肝に銘じ繰り返し唱えている格言だ。
製品トレンドや新技術の開発速度が速いため、わずかな時間でもよそ見をすれば
奈落に突き落とされるという意味だ。
“アイリバー”で有名なMP3プレーヤーのレインコム。
「まどろんだら死ぬ」という格言は、レインコムにぴったりの表現だ。
2年前までは年間売上高が1兆ウォンに迫っていたIT業界のシンデレラ企業だったが、
今年の業績は奈落の底に突き落とされた。
第1四半期決算は売上高379億ウォン(44億3430円)、188億ウォンの赤字(当期純利益)
を計上した。
◆アップルのipodを軽く見ていたレインコム
レインコムは1999年設立。その後、業績がうなぎ上りで黄金期を迎えた。
国内MP3プレーヤー市場で不動の1位を占め、青少年の間では
アイリバーがサムスン電子、LG電子など大企業の製品より人気が高かった。
米国、日本、中国など海外市場の販売量の集計でもアイリバーは
常に売上げ上位を占めていた。
しかし、アップルがフラッシュ型MP3プレーヤーを市場に出したことが、
レインコムにとって災いとなった。
アップルは2004年までハードディスク型MP3プレーヤーのみを販売していたが
昨年ipod shuffle(アイポッドシャッフル)とipod nano(アイポッドナノ)という
フラッシュ型MP3プレーヤーを相次ぎ発売した。
ipodはデザイン性に優れ、扱いも簡単で消費者の反応もよかった。
そのうえ国内製品に比べ価格を30~40%程度安く設定した。
同じフラッシュ型製品を主力にしてきたレインコムも「低価格攻撃」には
太刀打ちできなかった。
レインコムは「アップルを越えるのはアイリバー」と自信を示していたが、
既に情勢は変わっていた。アップルの市場占有率が急速に高まり、
レインコムは経営戦略のミスを連発した。
朝鮮日報 2006/06/06 15:11
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