【米欧】 米国・EU 経済摩擦激化で共同歩調 中国の軍事力「脅威」も一致 [05/09]at NEWS4PLUS
【米欧】 米国・EU 経済摩擦激化で共同歩調 中国の軍事力「脅威」も一致 [05/09] - 暇つぶし2ch1:Mimirφ ★
06/05/09 08:40:34
■米国・EU 経済摩擦激化で共同歩調 中国の軍事力「脅威」も一致
 ■背景に巨額貿易赤字
 米国と欧州連合(EU)の対中経済摩擦が激しさを増している。米・EU側は
共通する巨額な対中貿易赤字を背景に、台頭する中国の軍事力を共通の
「脅威」ととらえることで、共同歩調をとり始めた。中国側も強い関心をもって
動向を見守っており、米・EUと中国の緊張感は増幅されそうだ。(上原隆)

 米紙、ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、米・EUは中国が
もくろんでいる自動車部品の輸入規制に強硬な批判を展開しているほか、
中国が最近、アフリカや中南米、中央アジア諸国に対する援助を増強し、
民主化、人権政策と切り離して、自らの資源安全保障の布石としていること
にも注目している。

 また、中国の軍事力拡大に対しても、懸念をより一層深めている。
 米国務省のダニエル・フリードEU担当次官補は、「米国とEUの関係は以前
に比べ、確実に緊密になっている。双方の認識はこの一年でより深まった」と
話している。

 米・EUが接近したのは、昨年のEUの対中武器輸出問題がきっかけだ。

EUの対中武器輸出の解禁が紛糾した際、米議会では「EUが中国に武器を
売れば、米国は対EU武器輸出を制限する」という意見まで飛び出した。結局、
EUは米国の圧力に“屈する”形で、対中武器輸出解禁の見送りを余儀なく
されたが、EU関係者は、この対中政策の全面的な見直しを迫られたことを
きっかけに、米・EUの協調が促進されたと振り返る。

 EUは中国が平和を維持しながら発展することで双方の経済関係が前進する
ことを期待しているが、「自由」や「民主主義」といった米国と共通の価値観を
中国が持つ段階には至っていないことは十分理解しており、アフリカの独裁
政権に中国が援助を行うことに強い懸念を抱いている。

 中国の影響力が大西洋周辺まで及ぶことはEUにとって望ましいことではない。

 さらに、経済関係でも米・EUに共通する点がある。EUの対中貿易赤字は昨年、
前年と比べて20%以上増え、初めて千二百五十億ドルを突破した。二千億ドル
の対中貿易赤字に苦しむ米国と似た状況にあり、利害を共有している。

 EU関係者は、「イタリアの衣料業界は中国の低コスト製品との悲惨な競争に
さらされている。何らかの措置をとらなければならない」と、対中貿易政策の
転換を示唆している。

 EUは、廉価な中国製品の流入に対する世界貿易機関(WTO)へのダンピング
提訴のほか、知的財産権の保護、自動車部品の輸入規制問題などで、米国と
連携していく方針だ。

 貿易関係での軋轢(あつれき)の拡大は、EU域内で中国の経済力だけでなく、
安全保障面での「脅威」に対する警戒感も募らせている。

 米・EUという世界経済を支える二大経済体が新興の中国に対してタッグを組む
構図を、欧州駐在の中国人外交官は、「中国がEUに近づこうとしても、米国が
EUを引き離そうとしているようだ」と分析している。

 中国の台頭著しい軍事力が「脅威」ととらえられることで、米・EUとの通商摩擦を
増幅する要因となる傾向はこの先も続きそうだ。

ソース:FujiSankei Business i. 2006/5/9
URLリンク(www.business-i.jp)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch