06/05/02 13:39:20
世界のLCD(液晶ディスプレー)市場で台湾が急成長している。台湾はAUオートロニックス(AUO)など
5社が世界市場で占有率10位に入っている。台湾企業は最近に入り、積極的な投資やM&A
(企業の買収・合併)で会社を拡大しながら、サムスン電子、LGフィリップスLCDの後を追っている。
1日、IT(情報技術)市場調査機関ディスプレーサーチによると、今年台湾は1億4390万枚の大型(10インチ以上)
LCDパネルを発売、昨年に続き2年連続1位となる展望だ。これは昨年の9650万枚に比べ48.5%増加した数値だ。
一方、韓国の出荷量は前年比で30.8%増の1億2620万枚にとどまる見通しだ。
収益性でも台湾企業は昨年10月からサムスン電子、LGフィリップスLCDを大きく引き離しており、国内企業を
脅かしている。今年第1四半期の主要LCD企業別営業利益は台湾のチメイアップもエレクトロニクス部門
(世界ランキング4位)で15.4%と最も高く、台湾AUOも12%だった。一方、サムスン電子(4%)やLGフィリップス
LCD(2%)は苦戦を強いられた。
サムスン電子LCDの担当役員は「韓国企業が40インチ以上の大型テレビ用LCD市場に大型投資をしている間、
台湾企業がコンピューター用モニター市場に進出して起こった一時的な現象だが、台湾企業の業績の良さに
韓国の企業がかなり刺激されているのも事実」と話した。
台湾企業が積極的なM&Aで会社の規模を拡大しているのも韓国企業にとっては脅威だ。例に挙げると、
世界3位のAUOは最近、世界6位の台湾クァンタディスプレーを買収したと発表した。今回のM&AでAUOは
一気にサムスン電子、LGフィリップスLCDとの市場占有率の差を1%に縮めた。
■ソース
URLリンク(japanese.chosun.com)