06/04/03 23:53:40
米国人日本研究者、学術書で分析
・日本の謝罪目的達成せず
・中韓に受け入れ意思なし
【ワシントン=古森義久】
日本の戦後の対外的な謝罪をすべて記録し、分析した「第二次世界大戦への
日本の謝罪」と題する珍しい学術書が米国で出版された。著者である米国人の
新進日本研究者は、現代の世界では主権国家が過去の行動について対外的
に謝罪することは極めてまれだとし、日本が例外的に謝罪を表明しても所定
の目的は達成していないと述べ、その理由として謝罪される側に謝罪を受け
入れる意思がないことを指摘した。
著者は、ミシガン州のオークランド大学講師で新進の日本研究学者のジェーン・
ヤマザキ氏で、同書は今年初めに出版された。
米国の学術書としては、初めて一九六五年の日韓国交正常化以降の日本に
よる国家レベルでの謝罪内容をすべて英文にして紹介し、日本の謝罪の異様で
不毛な側面を詳述した点で異色であり、三月末の時点でも米国の日本研究者の
間で注目され、活発な議論の対象となっている。
ヤマザキ氏は、二〇〇二年にミシガン州のウェイン州立大学で日本現代史研究
で博士号を得た学者で、日本留学や在住歴も長い。本人は日系ではなく、夫が
日系三世だという。
同書は、日本の「過去の戦争、侵略、植民地支配」に関する天皇、首相、閣僚
らによるさまざまな謝罪を紹介しながら、「主権国家が過去の自国の間違いや
悪事を認め、対外的に謝ることは国際的には極めてまれ」だと指摘している。
国家が過去の行動を謝罪しない実例として「米国の奴隷制、インディアン文化
破壊、フィリピンの植民地支配、ベトナムでの破壊、イギリスによるアヘン戦争、
南アフリカ、インド、ビルマ(現ミャンマー)などの植民地支配」などを挙げ、現代
世界では「国家は謝罪しないのが普通」だとし、過去の過誤を正当化し、道義上
の欠陥も認めないのが一般的だと記す。
ソース:産経新聞(東京版)平成18年4月3日14版7面(国際面)
※Web上では見られません。
依頼スレにてID:EUvNqHVQ様がテキスト化してくださったのを
記者が紙面を見ながら誤字脱字が無いかを確認・修正しました。
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