06/03/27 08:55:29
不法滞在者 犯罪の温床 外国人検挙急増
平成8年から3倍近く
■偽造工場摘発
「警察だけど-」 東京都内にあるワンルームマンション十階の一室。中国人の
不法滞在事件を捜査していた県警は昨年九月、東京都内にあるという偽造パス
ポート工場に捜査員約二十人態勢で踏み込んだ。
扉のすき間越しに現れた中国人の男は捜査員が名乗った瞬間、室内にいた妻
とベランダに向かって逃走、持っていた携帯電話二台を外に投げ捨てた。二人
はベランダの非常ばしごを伝って階下へ下り、留守宅に侵入して通り抜け、外の
階段に出たところを待ち構えていた捜査員に取り押さえられた。
留学生として来日した男の部屋に生活感はなく、机とイスのほかは、偽造に使わ
れたパソコン機器類が並ぶだけ。室内からは、中国の闇組織から国際宅配便
で送られてきた偽造ホログラムシール七百枚入りの段ボール箱や偽造外国人
登録証が見つかり、パソコンには県内各市町村の証印のデータが保存されて
いた。男が証拠隠滅のため投げ捨てた携帯電話からは、顧客のブローカーら
の電話番号が発見された。
男がこの日逮捕された弟とともに製造していた偽造パスポートは、県内の不法
就労中国人に利用されており、押収品からは組織的に不法就労が斡旋(あっ
せん)されていることも明らかになった。
■主にアジア系
今年に入ってからは、県警は強盗殺人や業務上過失致死傷などの容疑で、
国外逃亡したブラジル国籍の男女三人を次々と国際手配した。
来日外国人の増加にともなって増える外国人容疑者。県警は「逮捕された外国
人容疑者の四-五割が不法滞在状態」と指摘している。
県警によると、県内の来日外国人による犯罪の検挙件数と検挙人数は増加傾
向にある。平成八年は七百三十五件だったのに対し、十七年は三千九十四件。
検挙人員では二百八十八人から八百十六人に増加している。
ソース:産経新聞
URLリンク(www.sankei.co.jp)
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