06/03/08 12:22:16
「王貞治監督は考え違いをしているのでは?」
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2次リーグを目前にして、2人の明暗がはっきり分かれている。
一方は勝利の将、韓国代表金寅植(キム・インシク)監督、もう一方は敗軍の将、日本代表王貞治監督だ。
今月16日昼12時(以下、韓国時間)、米国エンジェルスタジアムで開催される韓国(A組1位)と
日本(A組2位)のリターンマッチを前に、2人の司令塔の「両極化」がますます進んでいる。
事の始まりは5日に行われた東京ドームでの韓国対日本のWBCアジアラウンド(A組)予選第3戦。
この日、韓国は日本に3対2で逆転勝ちし、以後、韓国と日本は各々反対向きのエスカレーターに乗った。
韓国はうなぎ登りの上昇線をたどり、日本は急転直下の下降線をたどっている。
このような雰囲気は2次リーグが開かれる米国に到着しても、そのまま表れている。
雪辱を期す王監督はためらうことなく「鞭」を手にし、「確認射殺」を準備している金監督は
なごやかな笑みとともに「アメ」を差し出した。
金寅植監督は選手たちの体力低下を防ぐために、8日に予定されていた最初の練習を電撃キャンセルした。
先月25日のロッテとの練習試合から今まで、選手たちは1日もまともに休みを取れなかったからだ。
一方、日本は「東京ショック」からまだ立ち直れていない状態だ。
王監督は「(韓国戦の敗北を)2次リーグで必ず借りを返す」と心に誓っている。
日本はシアトル・マリナーズ(9日)、テキサス・レンジャーズ(10日)、ミルウォーキー・ブリュワーズ(11日)ら
メジャーリーグ3球団と練習試合を行う予定だ。
韓国はカンザスシティ(9日)、サンディエゴ(11日)との練習試合を予定している。
韓国野球委員会(KBO)のある関係者は「日本チームが自発的に練習試合を1つ追加したのに対して、
韓国代表チームのコーチ陣は皆いぶかしく思っている」とし、
「金寅植監督さえ“日程上、練習試合を3回も行うのはいくら考えても納得がいかない。
王監督が何か考え違いをしているようだ”と言っている」と語った。
「現状では、当初予定された2度の練習試合も実際きついくらいだ」というのが金監督の正直な胸のうちだ。
「ナンバーワン」を競う2人の司令塔の相異なる動きが始まった。
敗れても追われる身はどうも王貞治監督側のようだ。
ピオリア(米国アリゾナ州)=クァク・スンフン特派員
『スポーツ朝鮮』
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