06/03/08 08:40:45
日本の東芝がデジタル器機の保存装置として使われるNAND型フラッシュメモリーの生産量を
増やすため、5000億円(およそ4兆2000億ウォン)相当の設備投資に乗り出すという。
300ミリウェハーを基準にして、現在1か月間8万枚に達する生産量を、2008年以降は1か月間25万枚に
拡大するという計画だ。
日本経済新聞の報道によると、東芝が「首位の韓国サムスン電子を追う」という。昨年のNAND型
フラッシュメモリーの世界シェアは、サムスン電子が54.1%、東芝が23.4%、ハイニックスが10.7%を占めている。
今のところはサムスン電子が圧倒的なシェアでトップを守っているが、現在の地位を守るための道のりは
険しいものになりそうな状況だ。
ディスプレー産業では、すでに韓国の優位が崩れつつある。プラズマ・ディスプレー・パネル(PDP)モジュール
(半製品状態の画面部品)市場では、昨年第4四半期に日本の松下電器産業が28%のシェアを獲得し、
サムスンSDI(26.7%)を追い抜いてトップに踊り出た。
松下は引き続き生産ラインを拡充している反面、サムスンSDIは依然として投資計画さえ立っておらず、
その格差はさらに広がるものと見られる。韓国が日本を追い抜いてPDP部門のトップになってから、
わずか2年で逆転されたのだ。
LCD部門では、台湾が韓国を追い抜いた。昨年第4四半期に10インチ以上の大型LCD(液晶ディスプレー)
パネルの生産量で、韓国は台湾にトップを座を奪われた。今年は年間生産量でも台湾に追い抜かれる可能性がある。
しかも、日本のシャープなどが、LCD部門への投資拡大によって市場への攻勢を本格化している。
メモリー半導体や、PDP、LCDは、現在の韓国を下支えしている基幹輸出品目だ。日本企業が投資に躊躇(ちゅうちょ)
しているうちに、韓国企業が大胆な投資を行って世界市場を掌握した製品だ。しかし、日本企業の反撃と台湾企業の
追い上げによって、予断を許さない状況になってしまった。
独自の中核技術を持たず、主に量産技術に依存してきた韓国電子産業が限界を露呈してしまったのだ。
設備投資を拡大することも重要だが、何よりも技術面で突破口を切り開く必要がある。
■そーす
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