05/12/29 14:13:07
鬼監督に涙…。
「パッチギ!」で作品賞を獲得した井筒和幸監督(53)は、目を赤くしながら受賞した。
控室に戻ると「無冠の帝王でよかったんやけど。いや、しゃんとせな思うたら、なんかな…」としみじみ。
賞は「岸和田少年愚連隊」(96年)のブルーリボン賞以来。
「毒があって、はみ出してナンボみたいなオレがつくって、評価されたことが素直にうれしい」。
あふれる喜びが表情を少年のようにした。
「パッチギ!」は、分断の悲劇の歌「イムジン河」をモチーフに「人々の心の叫びを描いた」。
この日は競馬の有馬記念を引き合いに
「あのディープインパクトが負けてハーツクライが勝った。心の叫び、そのままやんか。
あれ見て、オレも大きな会社では絶対つくれんヤツ、つくり続けていくぞと。原点回帰や」と我が道を強調した。
既に「第2楽章」に着手している。
「68年より前にさかのぼってイムジン河のルーツを探り、主人公らのその後も描きたい。
もっと過激にして朝鮮半島で撮影しようか」と豪快に笑った。
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