05/11/11 09:49:32
日中悪化 靖国問題と区別 ブッシュ大統領が見解
【ワシントン=古森義久】米国のブッシュ大統領がアジア歴訪の前のアジア各国の
一部マスコミとの会見で、「小泉純一郎首相の靖国参拝のために日中関係が悪化した」
という見解を排したことが九日、明らかになった。
ブッシュ大統領はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席などのための
アジア歴訪を前にした八日、訪問先の日本や中国の一部マスコミとの一連のインタ
ビューに応じ、そのうちNHKとの会見で日中関係に関連して「日中関係は小泉首相の
靖国神社参拝のために悪化しているが、この参拝をどうみるか」との質問を受けた。
同大統領はこれに対し、「日中関係は単なる神社への参拝(をめぐる論議)よりも
ずっと複雑だと思う」と述べて、日中関係悪化をすべて靖国問題に帰する質問者側の
見方を明確に排除した。
ブッシュ大統領はそのうえで、「日本の多額の対中投資も両国関係の一面であり、
(一方で)もちろんいま緊迫している政治的な側面もある」と述べ、日中関係の緊迫も
「政治的」という表現で総括して、靖国と関係悪化を直接にリンクさせる質問者側の
前提を最後まで排する形となった。
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