05/11/01 10:53:50
国連安全保障理事会の拡大問題で、中国がアフリカ諸国に「(安保理拡大を目指す
日本など4カ国の)G4に国連改革をハイジャックさせてはならない」などと強調、日本を
批判していたことが1日までに分かった。安保理改革をめぐる中国のアフリカ工作の
内容が詳細に明らかになったのは初めて。
10月31日に開かれたアフリカ連合(AU)の臨時首脳会議(サミット)にAUの10カ国
委員会が提出した非公開の報告書を共同通信が入手し判明した。
報告書によると、中国は同委員会の議長国シエラレオネに対して自国の立場を説明。
その中で「もしアフリカ諸国が、中国と利害が反目する一つの国の常任理事国入りを
支持すれば、アフリカを支持する中国の立場は変わるだろう」と日本の常任理事国入りを
支持しないよう要求。カバー大統領に送った書簡では「もしアフリカの兄弟たちがG4と
密接な関係を持てば、アフリカの夢を実現する助けにはならず、中国を含めた真の友人を
厄介な立場に追い込むことになる」などと強調した。
AU臨時サミットについても「G4との妥協の可能性や合流に反対し、サミットがG4に
巧みに操縦されることを防がなくてはならない」などと呼び掛けていた。
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