05/10/21 20:56:16 ISddPpOP
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2005年の日本マス・メディアは、〈天皇制軍需利権〉内の官僚ー政界(政権党)ー財界という三極構造に準ずる地位に位置しつつ、〈天皇制軍需利権〉に奉仕している。
日本の新聞がほぼ一貫して見せる"反体制"の姿勢は、いたって表面的なもので、〈天皇制軍需利権〉への「反発」よりも、「依存」に重点がおかれている。
日本のメディアは戦後急拡大する「〈天皇制軍需利権〉を"真正面から本格的"に論じること」なく、
「〈天皇制軍需利権〉の本質的な特徴やそれがどの方向に日本を導いているかについて、読者が検討できるよう、批判的な観方を意図的に用意していない」。
これは簡単にいえば、いわゆる「事実報道」の欠如である。
政治報道の特徴については、「日本のマスコミの"政治分析"は、終始くりひろげられる自民党の派閥間の権力闘争に関する論評と推測が中心である」。
マス・メディアは、日本の政治過程の一要素にすぎない派閥闘争を、あたかも日本政治全体において決定的に重要な
争点であるかの様に、あるいは「サムライの忠誠と裏切りをテーマとする日本の連続テレビ時代劇」の様に描き出しているのである。
こうして一般の人びとは、社会的な事物について正確で重要な事実を知らされることなく、歪められた情報を受容する。
これによって、〈天皇制軍需利権〉全体もしくはその一部が一定の政治的利益にあずかるという、世論操作を媒介とした政治的支配の構造が成立することになる。
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