05/10/20 10:11:34
★すり被害総件数は減少の一方で韓国人すり団の犯行は約８割の増加（１－９月）
東京都内で発生した今年１－９月の韓国人グループによるとみられるすり被害が１１５２
件に達し、昨年同期に比べて８割近く増えたことが警視庁捜査３課の調べで分かった。
現金自動預払機（ＡＴＭ）で入力される暗証番号を盗み見てから、利用者の後をつけてキャ
ッシュカードを抜き取る手口が目立つ。ＵＦＪ銀行のＡＴＭコーナーで隠しカメラが見つかった
事件についても、捜査幹部は「すりグループによる新たな手口ではないか」と分析している。
１０月７日夕、さいたま市大宮区のスーパーの地下駐車場で、同市内の無職男性（８１）が
車の助手席に置いた手提げバッグからキャッシュカード入りの財布を盗まれた。
韓国人男女４人組＝うち３人は逮捕済み＝の手口は巧妙だった。男性の車のそばで急病
を装って男が倒れると、もう一人が「大丈夫か」と介抱する。男性の注意がそれたすきに
仲間が財布を盗み取った。女は少し離れて見張りをしていた。
このグループは、スーパー近くの銀行のＡＴＭで、現金を下ろしている男性の背後から
暗証番号をのぞき見し、犯行に及んでいた。「銀行帰りを狙う『途中狙い』の一つ。
暗証番号を確認し、カードも手に入れる周到さだ」と捜査幹部。
東京、千葉、埼玉の３都県では、９月にＵＦＪ銀行の無人ＡＴＭコーナー１０数カ所で、相次
いで隠しカメラが見つかっていたことが１８日明らかになった。捜査幹部は、カードのすりや
ひったくりを狙うグループが暗証番号を盗み見る代わりに盗撮していた可能性があるとみて
いる。隠しカメラで暗証番号を盗撮しただけでは現金引き出しなどはできないが、カードを
すりとる手口と組み合わせれば現金の引き下ろしができる。
一方、同課の調べでは、今年１－９月のすり被害は４７９７件で前年同期より２３・６％減っ
た。半面、手口などから韓国人すり団の犯行とみられる被害は７７・２％増えたことが判明。
同時期に逮捕された外国人すり犯４７人中、韓国人は２７人と６割近くを占めた。
韓国人すり団は見張り役、妨害役、抜き取り役と役割を分担し、大勢が出入りするスーパ
ーや駅など被害者を容易に取り囲める場所で犯行に及ぶのが主な特徴。捜査幹部は「被
害者の８割は女性で、銀行からスーパーに買い物に行くパターンが多い。財布を上着に入
れる男性とは違い、バッグに入れるので抜き取りやすいのだろう」と話す。
警察庁によると、韓国人すり団は、韓国でクレジットカードが普及し現金を持ち歩く人が少
なくなった１９９０年代に日本に流入し始めたという。
東京：URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)