05/07/05 22:20:58 VII/Y/EU
19 名前: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん [sage] 投稿日: 2005/07/03(日) 18:25:19 ID:YzxOc8Qd
荒れそうだけど、ひたすらネタ投稿改訂版
【救千恥】
漢の時代、中原一の武人と褒め称えられた陳 丹荘が
暴徒と化した千人の民衆の制圧を命じられた際、天子に向かって
「食うに困り、子や妻を養う為に暴徒と化した民を殺すのは、全くもって忍びなき事でございます。
ただただ体格の立派な牡馬千頭を我に与えたまえ。」と述べた。
天子はその求めに応じ、体格の立派な牡馬千頭を丹荘に与えた。
農民と一人対峙した丹荘はこう呼びかけた、「馬はこんなに立派な体をしている。
心は軽く、地をどこまでも駆け抜ける。しかし歩みを止めれば即捕らえられ、肉として食される」
そう言うと、ことごとく馬を切り殺してしまった。それを見て恐れおののく農民達に
丹荘はさらに言った。「さあ、肉を腹に収めよ。力を蓄え畑を耕せ」
農民達は丹荘の力と焼ける肉の匂いに武器を落とした。
「この男根の部分を食え。精がつくぞ!」丹荘は股間を指したが、その意外な小ささに
農民は唖然とする。そして丹荘は物悲しそうにこう言ったのだった
「なんとも体の立派な馬だからこそ、と思いきや、果たしてそうではなかったか。それならば
体格の立派な馬を選ぶのではなかった。この馬はどこの馬か?」
馬丁「朝鮮の馬でございます・・・・」丹荘は深く目を閉じ、馬の冥福を祈った。
これを民は「救千恥」つまり「朝鮮の千頭の馬は恥を掻いたが、千の命を救ったのだ」と言った
後の世に体がでかく横暴なのに肝っ玉が小さい者を指して「救千恥」と呼ぶようになった事は
歴史の皮肉である
(民明書房 「陳 丹荘 かく戦えり」 48Pより抜粋)