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明治維新以降、藩士・ムラビトという意識しかなかった人々を国民
国家に動員する過程で、近代化に邁進する日本/近代化に失敗した
中国・朝鮮という図式で、中国・朝鮮蔑視感情が日本国民に刷り込
まれてきた。この差別意識は現在でも根強く残っている。
こうした人種差別(共感可能な範囲の線引き)は、アメリカの黒人
蔑視やヨーロッパのユダヤ人蔑視など日本に限らず広く存在する。
戦前の日本が中国で戦争を繰り返し中国人に犠牲を強いてきた事実
は否定できないが、共感可能な範囲に中国人が入っていない者は、
加害者である日本と被害者である中国の立場を入れ替えて、被害者
感情をおもんばかることができない。
共感可能な範囲を広げて行くことは今後の日中交流によってある程
度可能かもしれない。だが、現在、緊急に必要なことは、急成長す
る巨大市場、中国との交流に拒絶反応を示す人々を、対中ビジネス
の拡大という日本経済に不可欠な流れに動員し、日本の国益を守る
ことだ。