05/03/27 07:31:21 WkqOJHjQ
さらに目を広げれば、日本は周辺国と摩擦ばかりを抱えている。
中国との間では首相の靖国神社参拝がノドに刺さったトゲだし、尖閣諸島や排他的経済水域の
争いも厄介だ。領土争いなら、北方四島がロシアに奪われたまま交渉は一向に進まない。そこに
竹島だ。あっちもこっちも、何とまあ「戦線」の広いことか。
そこで思うのは、せめて日韓をがっちり固められないかということだ。
例えば竹島を日韓の共同管理にできればいいが、韓国が応じるとは思えない。ならば、いっその
こと島を譲ってしまったら、と夢想する。
見返りに韓国はこの英断をたたえ、島を「友情島」と呼ぶ。周辺の漁業権を将来にわたって日本に
認める事を約束、他の領土問題では日本を全面的に支持する。FTA交渉も一気にまとめ、日韓連携
に弾みをつける―。
島を放棄と言えば「国賊」批判が目に浮かぶが、いくら威勢が良くても戦争できるわけではなく、
島を取り返せる見込みはない。もともと漁業のほかに価値が乏しい無人島だ。元住民が返還を悲願
とする北方四島や、戦略価値が高い尖閣諸島とは違う。
やがて「併合100年」の節目がくる。ここで仰天の度量を見せ、損して徳をとる策はないものか、いや
いや、そんな芸当のできる国でなし、だからこれは夢想に過ぎないのである。
(以上)