05/12/05 02:54:22 80AnKeBe
栃木県今市市の女児殺害事件について、杏林大学医学部の佐藤喜宣教授(法医学)は、これまでに判明した情報などをもとに、
プロファイリング(犯人像推測)を行った。佐藤教授は八年前に国内で初めて刑事裁判でプロファイリングをもとにした証言を行っている。
内容は以下の通り。
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今回の事件は、これまでの児童性愛を動機の中心とする犯罪行動とは異種のように考えられる。
それは、被害者の女児の胸だけを刃物で執拗に刺している点などが、性的いたずらをしようとして、最終的に騒がれて絞殺するようなこれまでの
児童性愛型の犯行とは異なるからだ。
性的な動機というよりも抵抗できない子供に「死」をもたらすことに強い興味を持つ人間が行う「快楽殺人型」のような可能性が考えられる。
こうした点からは、女性も犯人の可能性として排除すべきではない。
犯人像としては、二十-三十代で、比較的に知的水準が高いように推測できる。女児を全裸にしたうえに、遺留品が全くないことからも、
DNA鑑定などで犯人自らの証拠物を残さないことを認識している可能性もうかがえる。また、車を使った犯行の疑いが強まっているが、
脱輪の痕跡がないことや現場周辺の地理に詳しいことも推測でき、周到ぶりが見て取れる。
広島の女児殺害事件直後に今回の犯行が行われているが、それ以前に計画したと思われ、より強い自己顕示欲のようなものも感じられる。