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佑ちゃんに聞きたい:鳥谷越直子
年末年始になると今年1年、活躍した選手のスペシャルインタビューが多くなる。
デスクからは当然のように「早実・斎藤佑樹のインタビュー記事」を要求される。
こちらも斎藤の「今」を取材したいのだが、早実からの返事は「NO」。
「テレビ、新聞など多くのメディアから取材が殺到していて、すべて受けられないため
スポーツ雑誌を除いて断っている状態」だという。
残念でならない。この夏、社会現象を巻き起こし、日本流行語大賞にもノミネートされた
「ハンカチ王子」。10月の国体でもフィーバーが冷めなかったことを思うと、いまだに
興味を持っている読者は多いはずだ。個別対応が難しいなら共同取材でもいいだろう。
斎藤自身にとってもプラスになるとは思えない。マスコミの習性として、隠されると
知りたくなり、逃げられると追いたくなる。本人の姿や声がないことで、写真週刊誌に
追い回される弊害も生まれている。来春、進学予定の早大では取材日を設けるなど、
斎藤対策に今から頭を悩ませている。だが、テレビ、新聞、ラジオなど20数社による
「囲み取材」で、斎藤は果たして本音を話すのだろうか。
早大関係者は「競争の激化を避けるため1社によるスクープをさせない」としている。
取材規制には断固反対だ。斎藤のプライバシーの保護も大事だろうし、日ごろの練習や
東京6大学リーグの運営をスムーズに進めることも早大にとっては重要だろう。
だが、それらを重視するあまり、国民の関心に十分に応えようとしない姿勢に危機感を覚える。
第2、第3のハンカチ王子が現れた時、必ずそれが前例となるからだ。
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