06/12/25 19:46:01 BKFH2nSV0
宰相であるノリに、何かうまい方法はないか、と相談した。
ノリは言った。
「こんな話がございます。昔、中国のとある国で、優駿を集めるためにこんなことをしました」
代表は興味深そうに言った。「ほう、何をしたのじゃ?」
ノリが「優駿の骨に金を与えました」と答えると、代表は激怒した。
「骨に金をかけてどうする!」
「まあ」落ち着いてくださいと身振りをしながら、ノリは続ける。
「それを知った人々は、
『骨で金がもらえるなら、生きた馬ならどれほどか』と、我先に馬を献上しました。
こうして優秀な馬が続々集まったのです」
「ふむう。して、わしはどうすれば良い」
「まず私の怪我を公傷と認め、さらに年俸を2億、お与えください」
「馬鹿な、高すぎるぞ!それに公傷は認められん!」
「野の名士たちもそう考えるでしょう。
そして『ノリでこれだけもらえるなら』と、我先に仕官をしてくるに違いありません」
「名士が、か…。優秀な人材を確保できるのなら、確かに2億なぞ安いものかも知れんな」
「そのとおりでございます」
「うむ!良きに計らえ!」
この事から『まずノリより始めよ』ということわざが誕生したのです。