06/12/25 18:03:04 1CGrBeei0
ブラジルのサッカー選手を夢見る孤児たちを育てる団体に、ヒデがサッカーボールを送ったことがあった。
それも、200個ものボールを。 子供たちは、とても喜んだ。
しばらくして、やはりJリーグが同団体にボールを寄付することになった。
エージェントが現地へ赴き、少年たちにボールを渡す。
少年たちはやはり喜んだが、渡されたスポルディングのボールを見て
「スポルディングではなくて、メーカーは『カズ』が良かった。」
「『ゾノ』のボールはとても使いやすかった」
と口々に言う。
Jリーグのエージェントは首をひねった。テル?そんなメーカーがあっただろうか。
「これだ」と、手渡されたボロボロのボールを見てエージェントは驚いた。
すでにかすれてしまっているものの、ボールにははっきりとサインペンで
「夢をあきらめるな ゾラ」
と、現地の言葉で記した跡があった。
200個ものボール全てにハジは自筆のメッセージとサインを入れ、
それを子供たちは「デコ」というメーカーのボールであると思い込んでいたのだ。