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浦和の日本代表MF三都主アレサンドロ(29)が、オファーを受けていた
オーストリアリーグ・ザルツブルクへ移籍することが19日、確実になった。
三都主は同日、施設見学などのため現地へ向かったが、出発前に入団の意思を
表明。浦和も受諾の方向で、念願の欧州移籍が実現する。
表情は晴れやかで声も弾む。ザルツブルクの施設見学のため渡欧する直前の
成田空港で、三都主は固い決意を明かした。
「現地を自分の目で確かめてきたい。ただ、見に行ってみて“ダメ”ということは
ない。ほぼ決めていることです」
ついに、日本代表通算82試合出場を誇る不動の左サイドが欧州リーグ行きを
断言した。「戦力として来てほしいと思われていることがうれしい」。プレミアリーグ・
ボルトンなども興味を示していたが、ザルツブルクの高い評価に応えた。いったん
浦和との契約を更新した上での来年7月までのレンタル移籍が基本線となりそうだが、
活躍次第で完全移籍のオプション付き。年俸は1億円(推定)と、純粋に戦力として
大きく期待されていることをうかがわせる。
「ラストチャンスかもしれないし…」。念願の海外進出だ。かねてから欧州移籍を
希望し、02年夏にはプレミアリーグ・チャールトン移籍で合意しながら、労働ビザが
出ずに直前で断念。来季J連覇とアジア制覇を狙う浦和にとって痛手には違いないが、
過去の経緯も考慮し、オファーと本人の意思があれば受諾することを決めていた。
元イタリア代表監督のトラパットーニ氏がGMを務め、監督は元西ドイツ代表の
マテウス氏とビッグネームがそろうザルツブルク。今季オーストリアリーグで首位を走り、
優勝すれば欧州CLへの道も開ける。「彼らの下でプレーできるのはうれしい。
世界的な大会にも出られるかもしれない」と夢を膨らませる。
19日夜に現地入りし、20日から2日間施設を視察。同GMら幹部との会談も
予定されている。その後は故郷ブラジルへ里帰り。正式サインは後日の見込みだが、
家族も同行させ、準備を整える。
「浦和にいたい気持ちもあったけど…。さらにいい選手になって戻ってきたい」。
瞳を輝かせながら、日本を離れた。
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