06/12/06 15:04:49 +8jOJ/My0
オシム流だから人気低調? 観客動員に陰り
サッカーの日本代表監督にオシム監督が就任して約3カ月。指導力への期待とは裏腹に、代表戦の観客動員には
陰りがみえる。テレビ視聴率も伸びない。オシム監督が世代交代をもくろんで発掘しようとしている若手と、ファン
が見たい選手は別のようだ。
11日に敵地で行われたアジアカップ予選のインド戦。ビデオリサーチによると、テレビの平均視聴率は関東地区で
12.3%。4日のガーナ戦(日産スタジアム)も12.5%にとどまった。
就任初戦だった8月9日のトリニダード・トバゴ戦は17.3%、8月16日のイエメン戦は19.1%。就任当初に
比べると、現在は低調傾向だ。
観客動員もガーナ戦は5万2437人を集めたが、スタジアムが大きかったせいもあり、空席が1万以上。当日券が
発売されたのは、2月のアジアカップ予選インド戦(日産ス)以来だった。
「一般のファンが知らない選手もいて、やむを得ない」と、日本協会の川淵会長は言う。ジーコ監督の就任初戦は
26.7%、2戦目は20.9%だった。いずれも海外勢が招集され、中田英(元ボルトン)、中村俊(セルティック)ら
への期待感も高かった。
オシム監督は欧州勢は無理な長距離移動をさせるより、所属クラブで試合に出られる環境を整えようと、現段階では
招集を避けている。一方で若手を次々に招集し、就任後に初代表入りした選手は22人に上る。
今月11日のインド戦では、FW播戸(ガ大阪)の背番号が最も大きく、「74」だった。ジーコ前監督は2月のインド戦
で、40人をアジアカップ予選で予備登録。オシム監督が新たに40人を加えたため、予備登録選手は80人いる。
11月15日のサウジアラビアとの予選最終戦(札幌D)では、初代表の選手が新たに呼ばれる可能性もある。
そんな長期的なチーム作りが、選手たちの知名度と注目度の低さにつながっている皮肉な格好だ。「自分が出ることで
視聴率が上がるのかどうか、選手個々がどう感じるかだ」と、川淵会長はプロ意識を促す機会としている。
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